当日の資料:
1)川崎市市民ミュージアム改革実施プラン(平成15年7月31日) 制作:川崎市市民ミュージアム
2)平成15年度包括外部監査の結果報告書(64p) (「包括外部監査の結果報告書」「
包括外部監査の結果報告書図書館」「
包括外部監査の結果報告書川崎市」)
3)改革への提言 新しいミュージアムを目指して
4)があります。
初めて上山さんの話を聞き、すぐに「行政経営フォーラム」に入会した。プレゼンと報告書作成はマッキンゼー式なのだろう。
異業種交流会のようで、どうも、図書館関係の研究会より、高等教育や行政改革方面が面白い。
静岡県立美術館の評価システムについても話を聞くことができた。
参考:博物館のツボ(愛知淑徳大学文学部図書館情報学科菅野研究室)→博物館評価について
上山信一, 稲葉郁子. ミュージアムが都市を再生する :
経営と評価の実践. 日本経済新聞社, 2003.
「NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)
」では「図書館等へのPFIおよび指定管理者制度活用のためのガイドライン」(試案)を公開している。
その後、MLの情報などで知ることのできた関連サイトをリストする。
NPMに基づく先進的アウトソーシング事例
NPMの視点に基づく地方公共団体の効果的なアウトソーシング調査報告書 [local]
三重県桑名市の日本初の図書館PFI事業のほかにも図書館への言及部分がある。
「行政の情報化に関するアンケート調査」報告書 平成15年10月財団法人関西情報・産業活性化センタ[local]
「広域図書館蔵書検索システム」もあげられている。
行政評価を考える これまでの研究論文・報告書
・製本段階からICタグ、出版・流通業界が実証実験.
日経流通新聞MJ. 2005/02/18.
・【三美印刷株式会社】の電子メールニュース"sanbi-i-com"[第54回]
「ICタグシリーズ
1(ユビキタス社会とICタグ)」
◆ホットスポット
「ホットスポット」とは、NTTコミュニケーションズによる公衆無線LANサービス。「サービスエリア検索」で図書館を指定でき、いくつかの図書館でも導入されている。
【人力検索サイト はてな?】 役所、図書館 などで、ホットスポットサービスしているところはあるでしょうか?
【mixi コミュニティ】の「港区のIT化を推進する」でも、図書館の無線LANのサービスが求められている。
警備員の「派遣事業」で大企業になった会社は、あるとき、お客さんは「警備員を派遣してもらう」ことにお金を払っているのではなく、「安全」に対してお金を払っているのだという上位概念で気づき、セキュリティを売る企業になったのだそうだ。【surveyml:8693】
図書館サービスにも、当分の間は変化することのない素晴らしい上位概念がありそうな気がするのだが・・・。
テレビを見る
家族と話をする 新聞を読む 友人と話をする 携帯電話を使う 本を読む CDやMDを聞く ラジオを聞く 雑誌を読む(マンガ雑誌を除く) インターネットを利用する マンガ・劇画を読む |
85.2%
78.9% 73.1% 67.8% 39.2% 34.7% 26.9% 26.8% 21.9% 20.0% 10.7% |
読売新聞(2005/2/10夕刊)でも"アフィリエイト"が取り上げられている。Webページをもっている主婦が儲けているという記事。読売新聞(6か月Free)で検索すると中野千恵さん、「素敵ママ応援SHOP」という方で、Googleで検索すると、「アフィリエイトプログラムNHKで放映」という記事が見つかる。アフィリエイトのポータルサイトも存在していたのである。
2004.09.27
ぴちょんくん、吉BOO、NOVAうさぎ “独自キャラ”活躍中 読売新聞 東京朝刊 A経
企業が独自に開発したキャラクターを広告などに使う例が目立っている。吉野家の「吉BOO(ヨシブー)」、ダイキン工業の「ぴちょんくん」、NOVAの「NOVAうさぎ」など、漫画世代が30歳代、40歳代になり、漫画的なキャラクターが幅広く受け入れられるようになったとの分析もある。
e!プロジェクト調査研究実施結果:教育、地方行政、介護福祉等の分野において、IPv6、超高速無線LAN、モバイルIP等、最先端の技術を活用したアプリケーションを構築して、当該技術やアプリケーションの有効性の検証を行うため、平成14年度及び平成15年度に実施。
テレビで3つの方法が紹介された。
わきの下に他人の尿を隠して、手の先まで管を通して、尿を出すときにそれを出す方法
膀胱を空にして他人の尿を入れておき、その尿を出す方法
肛門に袋に入れた他人の尿を隠し、管を通して出す方法
Google "ドーピング 肛門 尿" にちゃんねる、はてな、朝日新聞がヒット、各々のメディアとしての情報の信頼性のレベルがわかる。
【ハンマー投げ】ドーピング再検査のアヌシュが ... http://news16.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1093538381/l50
ドーピング抜き打ち検査増加 他人の尿入れる ... http://www.asahi.com/sports/update/0829/108.html
はてな 今、ハンマー投げのアヌシュが ... http://www.hatena.ne.jp/1093784094
Yahoo !"ドーピング" 公式サイトがわかる。検索語の表記形が参考になる。Yahoo!Shopping
から関連書籍の紹介もある。
アンチ・ドーピング - 日体協 http://www.japan-sports.or.jp/doping/kokutai.html
Google ドーピングを隠すの2つ目と4つ目、検索精度が良くなり、関連サイトも発見できる。
増田明美's Homepage【「裸」強いられる潔白証明】 http://www.office-masuda.co.jp/es/es0319.html
ドーピング http://www.geocities.co.jp/NeverLand-Mirai/3221/kousuke.htm
社団法人日本経済調査協議会
問われる日本の“図書館力”−書館は知性主導型社会のエディターたりうるか− 粕谷研究会提言・報告書発表(2004年7月29日)
これからの大学を考える〜21世紀知識社会・グローバル化の中で〜 諸井委員会提言・報告書発表(2004年6月14日)
21世紀の教育を考える〜社会全体の教育力の向上に向けて〜 諸井委員会提言・報告書発表(2002年12月25日)
国立国会図書館の「図書館調査研究リポート NDL
Research Report」
No.3 図書館職員を対象とする研修の海外の状況調査
No.2 電子情報環境下における科学技術情報の蓄積・流通の在り方に関する調査研究(平成15年度調査研究)
学費滞納率 中退率 学力下位校ほど高く(国立教育政策研究所 菊地栄治).
読売新聞. 2004.9.14, p.38
2004/09/01 待ちに待った、Googleニュース日本版が始まった。"図書館 委託"でも精度よくヒットしてくれる。ヘルプによれば、過去 30 日間に発表された記事に限定されるらしいが、アーカイブも維持されればベターである。
新聞記事へのリンクについては「Googleニュース日本語版、直リンク問題を抱えてスタート」など、著作権上の問題も存在し、いくつかのニュースサイトへのリンクが行われていないようである。読売新聞社の「YOMIURI
ON-LINE」では、トップページへのリンクを求めており、個別記事へのリンクには読売新聞社の了承が必要としている。表示の仕方によっては、問題が発生する可能性があり、記事見出にも著作権が存在するとの見解である。日本新聞協会
の見解(1997年11月6日第564回編集委員会「ネットワーク上の著作権について」)もほぼ同様である。
フレームを使用しているWebページの場合は、一つの情報を複数のエリアに分割して一つのページとして表示し、ページのURLはフレーム全体のURLとなり、各々の分割されたエリアの表示内容が変化してもURL自体は変化しません。そのため、個々の分割されたエリアに直接リンクを張ると、一つの情報の全体の表題が表示されないケースも起こり、一つの著作としての表現が損なわれるということだろう。実際に全体の表題が示されないのは困るので、そういった場合は、リンクや引用するときには、トップページのURLからどうやってたどり着くかを示す方法が良い。個人的には、リンクや引用のことを考えるとフレームを使ってほしくないと思うが、作成する側の都合もあるだろう。公的な団体のサイトを運営する場合には注意すべき点である。
Wiki の開発者による解説ビデオ
MSR
・Social Computing Symposium 2004 Social
Computing Symposium - Session #3: The Wiki by Ward Cunnnigham, The
Father of Wiki
Wikiの解説本
Leuf, Bo;Cunningham, Ward. Wiki Way―コラボレーションツールWiki (2002.9)
結城浩のWiki入門―YukiWikiではじめるみんなで作るWebサイト (2004.4)
2005/11/06
ユーザビリティとは? What's Usability? ISO9241-11において定義されるユーザビリティ 「ユーザビリティエンジニアリング原論」におけるユーザビリティの定義 ユーザビリティ評価手法 ユーザビリティを取り巻く国際規格 ISO9241-11:1994 に対応するJIS規格 JIS Z8521
「人間中心設計に関する国際規格であるISO13407では、ユーザビリティという概念を、有効さ(effectiveness)と効率(efficiency)、それに満足度(satisfaction)という要素から構成されるものとして定義している。・・・満足度を入れることについては個人的には反対・・・」 「ISO13407は、人間中心設計プロセスを確立することによって、コンピュータを用いた対話型製品のユーザビリティを向上させることを目的としている・・・ISO20282という新しい規格案・・・が対象としているのは、ISO13407とはちがって、日用品(everyday
product)である。この企画案でいう日用品とは、特別な技術や訓練なしに使用されるようなハードウェアと定義されている。もちろん、まだ審議の途中なので、こうした定義なども議論の展開につれて変わる可能性があるが、ISO13407がハードウェアとソフトウェアからなる対話型システムを対象にしているのに対して、鍋釜や文房具、自転車などの日用品を意識しているという
「ユーザビリティ向上の必要性 ‐今の自治体に望むもの‐」(2003年7月28日取材) |
◆関連サイト
U-Site <http://www.usability.gr.jp/> [あらゆる場面におけるユーザビリティについて考えるためのサイト]
├ユーザビリティとは?
│ ├What's
Usability?
│ └ユーザビリティ評価手法
├Jakob
Nielsen博士のAlertboxの翻訳
│ ├2004年9月13日 ウェブデザイン標準の必要性 標準化されているデザイン要素によりユーザビリティは向上するか。
│ ├2004年8月16日 検索エンジンが回答エンジンになるとき 検索エンジンからすべてが利用されるようになったとき個々のWebサイトはどうなるべきか。
│ │ 2003年6月16日 専門サイトの味方は多様性
│ ├
2003年12月22日 2003年ウェブ・デザインの間違いトップ10 「日付のないコンテンツ」は本当に困る。
│ │ └Nielsen
Norman Groupによる出版物のリスト。
│ │ └Homepage
usability : 50 Websites Deconstructed (2002) 翻訳「ホームページ・ユーザビリティ
:顧客をつかむ勝ち組サイト32の決定的法則」
│ ├2003年11月10日 守られていないホームページのガイドライン・ベスト10 2.
ユーザがサイズ調節できるように、リキッド・レイアウトを採用する。
│ ├
2002年12月23日 2002年ウェブ・デザインの間違いトップ10 4.固定フォントサイズ:必要に応じて文字サイズを変更できるようにしておく。
│ ├2002年8月19日 フォントサイズはユーザにまかせよう フォントサイズは相対値で指定しよう。代替スタイルシート読み込みボタンの設置を。
│ ├2001年11月11日 アクセシビリティを超えて:障碍を持つユーザも対等に扱おう 障碍の有無によるユーザビリティの格差を縮めることができる。
│ ├2000年3月19日
5ユーザでテストすれば十分な理由
│ ├1997年7月1日 スタイルシートの効果的利用法 フォントサイズを絶対値で指定しない。
│ └1996年11月 ウェブデザインの周辺 サムネイルのつくり方は秀逸。
└黒須教授のUser
Engineering Lecture
Ten
Usability Heuristics ヒューリスティック評価10原則 ← useit.com:
Jakob Nielsen's Website <http://www.useit.com/>
「実環境に合ったシステム構築」「柔軟性と効率性」など、経験則に基づく評価手法を解説
Fourteen
heuristics used in OCLC heuristic evaluations
★ユーザビリティに配慮したWeb
サイトの構築
Usability の構成要素 Jakob Nielsen , 1993、Usability の3要因Nigel
Bevan , 1999 など
Usability の3要因Nigel Bevan , 1999
・Physical accessibility 物理的負荷
・Cognitive accessibility 認知的負荷
・Functionality 機能的充足
Webユーザビリティ
[Webプロデュース]All
About Japan
ビービット:ウェブユーザビリティ専門会社 「ウェブ・ユーザビリティルールブック」を出版
情報アーキテクチャ研究所 情報技術のデザインや教育への応用に関する基礎研究。メニューが日本語化されているだけでこれだけ使いやすくなる。
★「ユーザビリティ向上の必要性〜今の自治体に望むもの〜」 文部科学省メディア教育開発センター 黒須正明教授
社団法人 人間生活工学研究センター ユーザビリティ関連資料 [local]
◆ガイドライン
電子都庁 IT推進室 各種資料のダウンロード
【職員向け資料】東京都公式ホームページガイドライン[local]、東京都公式ホームページ・ウェブデザインの手引き[local]
千葉県職員能力開発センター/政策研究ふさの風
「
地方自治体におけるインターネットによる住民との情報共有と今後 の展開」[local]
慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所「地域メディア戦略研究会」アンケートの集計中間報告[local]
参考:大学図書館トップページのガイドライン、図書館ホームページのコンテンツの構造化マップ
◆関連指針
富士通ウェブ・アクセシビリティ指針
- 第2.0版(JIS
X8341-3 に対応して70項目) 第1.01版(49項目)
日本工業規格(JIS)4 高齢者・障害者等配慮設計指針?情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス?第3部:ウェブコンテンツ [local]
JISは、日本工業標準調査会の「JIS検索」→「X8341-3」で検索→全文閲覧。
ネチケットガイドライン(RFC1855)日本語版
ウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン
1.0 [日本語版]
アクセシビリティのチェックは無料ソフトの「aDesigner」(IBM)で可能
◆アクセシビリティとユーザビリティ Google "アクセシビリティとは ユーザビリティとは
アクセシビリティは、「(バリアフリー的にどんな人にも)使えるかどうか」、ユーザビリティは、「使いやすさ
(学習しやすさ、操作の効率性など)」 [富士通ウェブ・アクセシビリティ指針より]
Webデザインのユーザビリティー&アクセシビリティー
アクセシビリティの高いWEB作りのための6つのポイント | ユーザビリティの高いWEB作りのための6つのポイント |
画像にはALT属性をつけること
外国語の乱用はしないこと TITLEタグは的確につけること 背景と文字色はコントラストがあること フレームの使用は必要最小限にすること 新しい技術には代替手段を用意すること |
ユーザーにサイトの目的が伝わること
全体像がトップページで把握できること デザインや構成が統一されていること 必要な情報が適切な場所にあること 次の動作がわかりやすいこと 予想されたフィードバックが返ってくること |
◆関連書籍
Davidsen, Susanna; Yankee, Everyl. Web
Site Design With the Patron in Mind : A Step-By-Step Guide for Libraries.
Amer Library Assn, 2003.12.
Song, Yuwu. Building
Better Web Sites : A How-To-Do-It Manual for Librarians. Neal Schuman,
2003.11.
サイトの内容: 1)図書館に関する情報、2)内部情報資源、3)外部情報資源、4)図書館サービス、5)利用者支援、6)他の情報資源
トップページの項目: 1)サイトの名称、2)図書館のロゴ、3)サイトの目次、4)公開日、5)更新日、
6)著作権情報、7)親機関のサイトへのリンク、8)連絡先、9)テキストベースのページへのリンク
Campbell, Nicole ed. Usability
Assessment of Library-Related Web Sites : Methods and Case Studies.
ALA, 2001.6.
評価のための8つの方法を紹介
1)Usability Testing、2)Card Sort、3)Category Membership Expectation、4)Focus Group、
5)Questionnaire、6)Analysis of Site Usage Logs、7)Cognitive Walktyhrough、8)Heuristic
Evaluation
被害学会連絡協議会設立へ 事務センター破産問題で
河北新報2004.9.22
[webhunter2:0968]より
◆第2回 小学生のインターネット利用に関する調査【gooリサーチ】 http://research.goo.ne.jp/Result/0405as17/01.html
約74%が保護者と一緒に利用。約9割がブロードバンド回線
◆Project Gutenberg 2 http://www.pg2.org/ 本家のProject
Gutenberg http://www.gutenberg.net/
◆Windows XPを快適に使う方法 http://www.shikencho.com/index.php?id=1735
shikencho.comのブックレビューより
◆
学校公式ホームページ作成&管理運営の手引き [あまり褒められていません]
◆このレビューによると「東京都のウェブサイトのガイドライン」というものがあるようです。
「Google:
東京都ガイドライン」 いろいろなガイドラインがあります。江東区の小学校のインターネット活用のガイドラインもあります。
「Google:
東京都公式ホームページ・ウェブデザインの手引き」
千葉県職員能力開発センター/政策研究ふさの風で 「
地方自治体におけるインターネットによる住民との情報共有と今後 の展開」という修論を発見(収穫!)
肝心の
東京都公式ホームページ・ウェブデザインの手引きにも到達(平成14年4月1日付総務局長決定)
検索結果を読むと、さらに、東京都公式ホームページガイドラインというのもあるらしい。
これらは、
東京都総務局IT推進室各種資料ダウンロードのページにリストされている。「3300万電子都市の基本戦略と電子都庁の推進」もある。
◆いくつかファイルをダウンロードしてチェック完了(AM5:23)。所要時間1時間半。情報源としてのホームページを実感。
情報経済アウトルック2003年版(平成15年5月29日 経済産業省)について
2002年の消費者向け(BtoC)電子商取引の市場規模は2兆6850億円、GDP(国内総生産)の家計最終消費支出の1%。報告が予想する2003年のオンライン通販売上高は4兆7100億円。2007年には12兆3000億円。【出典:呉JBCNews2003/12/25】
経済産業省は、、情報技術(IT)の発展・拡大による経済社会の変化を分析するための「情報経済アウトルック」2003年版を発表。2002年の国内IT投資額は、対前年比5.4%減の22兆7000億円。その後は微増で推移し、2008年には27兆4000億円に達すると予測。また、2002年の日本の電子商取引は、BtoBが同36%増の46兆3000億円、BtoCが同80%増の2兆7000億円。2007年には、BtoBが125兆7000億円、BtoCが12兆3000億円と予測【出典:@IT > Business Computing
> Business & IT DataLinks > EC(電子商取引)】
オンラインショップ購入経験者はネットで書籍の7割を購入 ネットレイティングス株式会社 プレスリリース2003/02/04より
携帯で文書を書くと、その思考範囲は、携帯の小さな画面に限定され、断片化され、構造化された思考が出来なくなるのではないかと考えていたが、どうもそうではない可能性もあるらしい。それとも、多様化の一形態として、文書に達者なグループが存在しているだけなのかもしれない。寒川登.「大学生と読書」調査から. 図書館界. 52(5) 2001.1 では、インターネットの利用と読書には、緩やかな正の相関関係があるという調査が紹介されている。確かなことは、従来の価値観で判断してはいけないことである。
43歳で芥川賞作家となった松本清張と関連付けて「人の心の裏表を見つめて文章を彫琢(ちょうたく)した雌伏記の充電が、質、量、ともに時代を屹立する文業を生み出した。そのことを思うとき、若くして放電の期待を背負った二人の晴れやかな笑顔には、一抹の痛々しさを感じないでもない」【出典:編集手帳.
読売新聞. 2004.1.17, p.1】とあるとおり、図書館のストック機能ももっと評価されるべきである。
参考:芥川賞|芥川賞・直木賞の重み|報知データワールド芥川賞・直木賞|
図書館でもバーコードの変わりにICタグの導入が始まっている。宮崎県北方町立図書館での導入事例(内田洋行株式会社)
参考:
ICタグシステム
生産・流通・消費の大革命『ICタグ』
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8/16 に追加情報が寄せられました。
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8/18 surveyml より関連サイトの情報を入手できました。
The 3rd annual "Brick and Click Libraries : The Shape of Tomorrow" (2003.10.10) の案内が流れていました。第2回のテーマは"Changes and Challenges"でした。韻をふんでいます。 |
「モルタル(漆喰)」は、社員と企業と顧客をひとつに結びつける「情熱」を意味しています。
(平成14年度研究報告書)「時代を創る図書館〜ビジネス支援・市民活動支援に向けて」
(平成10-11年度研究報告書)「政策評価システムの研究」
研究報告書の全文は、神奈川県自治総合研究センター「研究部」の「年度別・分類別研究テーマ一覧」からPDF形式で公開
◇サーチエンジンによる「行政評価、事業評価、政策評価」&「図書館」
大学図書館の自己点検・評価報告書
アメリカ | イギリス | フランス | ドイツ | |||||||||||||||||||||||||
設置認可等の概要 |
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大学の概要 | 大学数は、私立が7割以上を占めているが、学生数は州立大学が7割近く占める。 | 運営費における公費支出の割合が高く(55%:1996年)、実質的にほぼ全ての大学が国立大学に相当。 | 全ての大学が国立大学。 | 大学の多くが州立大学。
学生数は州立大学がほとんどを占める。 |
||||||||||||||||||||||||
1998年度 | 大学数 | 在学生数
(千人) |
1998年度 | 大学数 | 在学生数
(千人) |
1998年度 | 大学数 | 在学生数
(千人) |
1997年度 | 大学数 | 在学生数
(千人) |
|||||||||||||||||
州立 | 613
(26%) |
5904 (65%) | (国立に相当) | 88
(99%) |
1179 |
国立 | 87
(100%) |
1290
(100%) |
州立 | 270
(80%) |
1809
(98%) |
|||||||||||||||||
私立 | 1730
(74%) |
3129 (35%) | (私立) | 1
(1%) |
・・・・ | その他 | 65
(20%) |
30
(2%) |
||||||||||||||||||||
短期大学を除く | 在学生数には高等教育カレッジ分含む | *私立大学 18校、22千人 | 高等専門学校含む |
◇No.97『我が国の科学雑誌に関する調査』第2調査研究グループ 2003.05
概要 <http://www.nistep.go.jp/achiev/abs/jpn/mat097j/mat097ja.pdf>
[local:mat097ja.pdf]
本文 <http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/mat097j/mat097j.html>
[local:mat097j.html]
参考 <http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/mat097j/mat097jr.html>
[local:mat097jr.html]
調査は「文部科学省 科学技術政策研究所 科学技術動向研究センター<http://www.nistep.go.jp/index-j.html>」によって行われた。この研究所の使命は、政策提言を行政部門に行うことであり、他に図書館員に関心のあるテーマも取り上げられている。
◇3.特集:科学コミュニケーションの動向−科学ジャーナルを取り巻く状況−.
科学技術動向. 2001.11
<http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/stfc/stt008j/feature2.html>
[local:feature2.html]
調査は、科学一般誌の発行部数の推移を分析し、科学技術への関心の低下について分析している。さらに「日経サイエンス」の購読者の分析を行い、日米の人口当たりの発行部数は「日経サイエンス」と較べて「Scientific American」は10倍としている。この原因の分析は調査報告本文では、価格と予約購読(3割と9割)による購読形態の差で説明されている。会では文化の差との補足説明があり、これがもっとも大きな違いなのであろう。米国ではパーティーの席などで科学の話題になったときに、気の利いた会話をするための知識として、目次に書いてある概要を読んでおくことがたしなみの一つであることが紹介された。本文は読んでいないのである。
朝日新聞(2003年6月5日付)では「若者層離れて−科学雑誌ピンチ」というタイトルのもと「国内の科学雑誌の発行部数はピーク時の3分の1,原因は若者層の科学離れ」とリードがあるが、これは科学一般誌全体の数字である。「日経サイエンス」は、1973年24,934部、ピークは1981年36,848部、2000年24,105部、2001年24,815部、2002年25,151部とピーク時の3分の2で、2001年からは上向いており、大変検討している。「日経サイエンス」にとって新聞報道は大きな誤りである。われわれも新聞の読み方には気をつけなければならない。
考察は3点があげられている。
・科学雑誌浮沈の動向
・科学雑誌後退の原因:若者の科学離れとの関係
科学技術への関心の低下
活字離れ、雑誌・書籍離れが進行
科学雑誌からコンピュータ雑誌に読者が流れた
知離れの傾向
・科学雑誌後退の原因:科学者、技術者の科学技術一般に対する無関心の傾向との関係
「知離れ」については紹介された資料をみると、まさに大学生の「学力低下」そのものである。
「科学者、技術者の科学技術一般に対する無関心の傾向」では、若手研究者の研究能力の10年前との比較が「我が国の研究活動の実態に関する調査報告(平成13年6月)」から引用されている。向上したのは、基礎的知識、専門的知識、国際性の3つで、低下したのは、問題設定能力、問題解決能力、創造性、探究心、粘り強さで、いずれも著しく低下している。「生きる力の低下」した大学生がそのまま研究者になったことの現れであろうか。
対策では、科学技術情報伝達の担い手(サイエンス・コミュニケータ)の育成・確保が最重要としてあげられた。地域NPOで子どもたちに科学技術を伝える活動を全国展開する取り組みには図書館も参画できそうである。
以上、久々に大変に有意義な会でした。
【以下、「知離れ」の参考資料】
◇No.72 科学技術に関する意識調査 - 2001年2〜3月調査 第2調査研究グループ
2001.12
<http://www.nistep.go.jp/achiev/abs/jpn/rep072j/idx072aj.html> [local:idx072aj.html]
18歳以上の男女3,000名から有効回答2,146名。米国が1999年に実施した意識調査と国際比較。15ヶ国地域中13位。
表1.科学技術基礎的概念理解度のクラスター分析による分類
* は15ヶ国地域国際比較に使用された10問 |
||
---|---|---|
(グループ1) 正答率70%以上 | ||
光と音はどちらが早いか | (光) | |
放射能に汚染された牛乳は沸騰させれば安全だ | (誤) | |
喫煙は肺がんをもたらす | (正) | |
大陸は何万年もかけて移動し続けている | (正) | * |
現在の人類は原始的動物種から進化したものだ | (正) | * |
地球の中心部は非常に高温である | (正) | * |
(グループ2) 正答率50%以上70%未満 | ||
我々が呼吸に使う酸素は植物が作ったものである | (正) | * |
宇宙は巨大な爆発によって始まった | (正) | |
地球の公転及び公転周期 | (地球公転1年) | |
すべての放射能は人工的に作られたものである | (誤) | * |
(グループ3) 誤答率35%以上 | ||
ごく初期の人類は恐竜と同時代に生きていた | (誤) | * |
男か女になるかを決めるのは父親の遺伝子である | (正) | * |
抗生物質はバクテリア同様ウイルスも殺す | (誤) | * |
(グループ4) 「わからない」回答率45%以上 | ||
電子の大きさは原子の大きさよりも小さい | (正) | * |
レーザーは音波を集中することで得られる | (誤) | * |
◇科学の知識、日本13位 (2002年2月20日)
<http://www.asahi-net.or.jp/~zj7t-fji/20020221.html>
理科教育 〜理科教育全般〜 <http://homepage2.nifty.com/Mmng/manabiya/rikakyoiku.html>
[local:rikakyoiku.html]
一般市民に対し、以下のような基本的な20の質問に答えてもらい、正答率を点数化したもの。国によって多少、質問は異なる。
1.地球の中心は熱い? 2.全ての放射のは人間がつくったもの? 3.我々が吸う酸素は植物から発生する? 4.親の遺伝子は男の子あるいは女の子の赤ちゃんに分けて伝えられる? 5.レーザーは音波を集中させたもの? 6.電子は原子より小さい? 7.抗生物質は細菌のみならずウイルスにも効く? 8.宇宙は始まりの時、大きな爆発をした? 9.我々の住む大陸は何百万年もかかって移動し、今後も移動し続ける? 10.人間は動物から進化した? 11.喫煙は肺ガンの原因である? 12.初期の人間は恐竜と同じ時代に生きていた? 13.放射能で汚染された牛乳は沸かすと安全になる? 14.光と音はどちらが早いか。 15.地球が太陽の周りを回っているのか、太陽が地球の周りを回っているのか。 16.地球は太陽の周りをどのくらいの時間をかけて回っているのか。 17.DNAとはわかりやすい言葉で言うとどういうものか。 18.分子わをかりやすい言葉で言うとどういうものか。 19.インターネットとはわかりやすい言葉で言うとどういうものか。 20.放射線とはわかりやすい言葉で言うとどういうものか。 |
◇98/07/02 10 中日新聞夕刊
「科学の知識先進14カ国中・日本は13位、米財団
がテスト比較、分子やDNAの意味を答えたり、竜時代に原始人はいたか、電子は原子より小さいかなどの質問内容、
55点米国・デンマーク、54点オランダ、53点英国、52点フランス、・・・ 36点日本、32点ポルトガル・最下位(科学知識13位、国際競争力18位、英語力149位 ― 狂想曲W杯サッカーの日本実力、)
NSFが行った調査でどこかに報告書本文があったはずなのですがURLを失念してしまいました。ご存知の方はお教えください。長谷川: |
◇理科教育情報 <http://www.d6.dion.ne.jp/~kohtaka/link4.news.htm>
・理科教育崩壊の危機. サイアス(朝日新聞社). 2001年6月号
18歳以上の国民に、基礎的な科学の知識を問う20の質問に対する正答率は14カ国中13位。
日本の一般市民の科学リテラシーは、先進国の中では最下位に近い
・理科離れを探る. 朝日新聞. 2001.01.25, 2001.02.04
概要<http://www.d6.dion.ne.jp/~kohtaka/link4.6asahi..htm> [local:link4.6asahi..htm]
2006年問題:新学習指導要領で学習した高校生が大学に入学してくる年
・『日経ビジネス』でも学力低下問題を特集〜『学力崩壊』とも
◇第1節 子どもたちの学習の現状とこれからの時代に求められる学力
<http://wwwwp.mext.go.jp/monkag2001/index-17.html>
◇Q8:学力低下の状況と学力の向上の取組
<http://wwwwp.mext.go.jp/monkag2001/index-51.html>
◇現代日本人の意識構造 第5版. 日本放送出版協会, 2000.2 (361.9/G)
「知離れ」の例として、低下した権利知識があげられる。
権利についての知識
問36 リストにはいろいろなことがらが並んでいますが、この中で、憲法によって、義務ではなく、国民の権利ときめられているのはどれだと思いますか。いくつでもあげてください。(数値は%) [p.25]
○権利 略称 | 1973年
4,243人 |
1978年
4,240人 |
1983年
4,064人 |
1988年
3,853人 |
1993年
3,814人 |
1998年
3,622人 |
|
1 思っていることを世間に発表する | ○表現の自由 |
49.4
|
45.8
|
44.0
|
43.4
|
39.0
|
37.2
|
2 税金を納める | 納税の義務 |
33.9
|
35.5
|
39.8
|
37.2
|
39.5
|
42.0
|
3 目上の人に従う | 目上に従順 |
5.6
|
5.7
|
8.3
|
7.7
|
6.7
|
7.0
|
4 道路の右側を歩く | 右側通行 |
19.9
|
19.3
|
18.8
|
16.5
|
15.3
|
15.5
|
5 人間らしい暮らしをする | ○生存権 |
69.6
|
69.6
|
77.2
|
76.3
|
75.2
|
75.5
|
6 労働組合をつくる | ○団結権 |
39.4
|
36.0
|
28.9
|
27.1
|
25.5
|
23.0
|
7 わからない、無回答 |
7.8
|
7.0
|
4.3
|
6.0
|
5.7
|
4.3 |
3点 | 18 | 17 | 14 | 13 | 12 | 11 | |
2点 | 22 | 20 | 19 | 21 | 19 | 18 | |
1点 | 23 | 24 | 27 | 27 | 28 | 29 | |
-3〜0点 | 37 | 39 | 40 | 39 | 41 | 42 |
・朝日新聞 2003年3月13日付け「大学・短大増える募集停止」
・日本私立大学連盟経営委員会.
学校法人の経営困難回避策とクライシス・マネジメント. 2002.3.19 (未見)
・日本私立大学教職員連合.『学校法人の経営困難回避策とクライシス・マネジメント」』に対する見解. 2002.4.28
・特集:大学の再生と破綻. カレッジマネジメント. 19(6) (通号 111) p.4-31.
[2001.11・12]
佐藤英善;霜島甲一;松本香他. 法的検討会 経営危機回避への備え. p.4-18
山根徹夫. 650学校法人の経営実態調査から--秘策などない。増収が見込めない中で地道な努力.
p.26-30
・20020604-3【メモ】私立大学「欠員率」 全国四九三校の「極秘データ」
・20011112【メモ】大学の破綻処理
・破綻しないために「授業改善のヒントになる本」のリストが参考になります。
『成長するティップス先生:授業デザインのための秘訣集』玉川大学出版部, 2001.4 (高等教育シリーズ ;
104)
紀伊国屋書店BookWebへのリンク Amazon.comへのリンク
報告書は以下にあります。
http://www.nistep.go.jp/index-j.html
→報告書一覧
→調査資料
http://www.nistep.go.jp/achiev/l_all-j.html#SMDR
No.97 我が国の科学雑誌に関する調査 2003.05
この報告書に関する研究会を日本出版学会が開催します。長谷川も参加予定です。
日本出版学会 雑誌研究部会+デジタル出版研究部会 2003年度第1回
『我が国の科学雑誌に関する調査』について 企画趣旨: 報告書には「国民と科学技術の接点の役割を担う一般向け科学雑誌につ 調査をご担当された第2調査研究グループ上席研究官,大沼清仁氏をお 講演者: 大沼 清仁氏(文部科学省 科学技術政策研究所上席研究官) 会場: 東京電機大学 11号館17階大会議室(神田キャンパス) 日時: 2003年(平成15年)7月25日(金) |
規制改革は地方分権から教育にまでおよび、公共図書館も大学図書館も同じ流れの中に置かれている。規制改革については、総合規制改革会議の公表資料で概要を知ることができる。大学の校地面積に関わる工場制限法については少し調べてみた。教育に関しては以下の答申に詳しい。
・規制改革の推進に関する第2次答申 ―経済活性化のために重点的に推進すべき規制改革― (平成14年12月12日)
・規制改革の推進に関する第1次答申(平成13年12月11日)
1「地域コミュニティと大学」林英輔先生(NPO柏インターネットユニオン 副理事長)
2「地域資料のデジタル化とNPO活動」小林是綱先生(NPO地域資料デジタル化研究会 理事長)
参加者90名(図書館関係者25%)で、盛会のうちに終了しました。
後半のトークショウで気持ちがほぐれたのか、懇親会へも大勢の方
が参加してくれました。講師の方への追加質問も多かったそうです。
図書館関係者には林先生のネットワークの具体的な話が、ネットワー
ク関係者には小林さんの図書館の概要説明が役に立ったことと思い
ます。
「その先」にあるものについての議論は、読書力と地域の教育力に
収束したように思います。本や図書館が、ネット関係者と図書館関
係者の話し合いの出発点になることが認識されたはずです。
後半のトークショウの司会のためにお二人の講演のマッピングをし
ました。私個人の印象記としてご覧下さい。
「地域コミュニティと大学」マッピング:大、小
「地域資料のデジタル化とNPO活動」マッピング:大、小
会場の即売会・サイン会ではストレス知らずの対話術―マッピング・コミュニケーション入門(PHP新書)を買った。講演会のサイン本は読書力を増進してくれる。
とても面白い本だったので、早速、5/25の『朝日「図書館を考える」フォーラム「知的市民生活を創れるか、明日の図書館」』の公演内容をマッピングしてみた。
この後、読書力(岩波新書)[文庫百選「読書力」おすすめブックリスト]を買った。これは6/6CAUAシンポジウムにつながる。
大変良い企画でした。斎藤さんの本を読む機会も与えてもらいました。紀伊国屋書店横浜店さんありがとうございました。
開催日時: 2003年5月25日(日) 午後1時開場 午後4時閉場 会 場: 有楽町朝日ホール(東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11F) 基調講演: 大橋照枝麗澤大学教授による演題 「公共図書館の新しいあり方〜マーケティング論からのアプローチ」 フォーラム・パネリスト 大滝 則忠氏(国立国会図書館副館長) 常世田 良氏(浦安市立図書館館長) 野口 悠紀雄氏(青山学院大学大学院教授) 大橋 照枝氏(麗澤大学国際経済学部教授) 司会:津野 海太郎氏(朝日新聞書評委員・和光大学教授) 主 催: 朝日新聞社 担当部署 電子電波メディア本部営業セクション |
参考:斎藤孝. ストレス知らずの対話術―マッピング・コミュニケーション入門. PHP研究所, 2003.5
THE SYMPOSIUM ON ELECTRONIC SCIENTIFIC, TECHNICAL, AND MEDICAL JOURNAL PUBLISHING AND ITS IMPLICATIONS(19-20 May 2003)では、Background Information <http://www7.nationalacademies.org/cosepup/E-pub%20background.html>として、関連資料が紹介され、全文フルテキストへのフリーアクセスが可能になっています。
The Digital Dilemma: Intellectual Property in the Information Age (CSTB, 2000)では、1ページずつのページ送り、PDF形式プリントができます。本全体のテキスト検索も提供しています。大変に高機能なシステムです。フルテキストを提供するシステムに目配りをしていない間に、色々はシステムが稼動しているようです。
JLAによる公共図書館Webサイトのサービス(ウェブOPACの検索結果画面から予約、インターネットでレファレンスサービスなど)
日本 | 100 | ********** |
ドイツ | 80.9 | ******** |
アメリカ | 78.0 | ******** |
イギリス | 78.0 | ******** |
フランス | 67.6 | ******* |
イタリア | 60.0 | ****** |
カナダ | 56.1 | ****** |
オーストリア | 55.2 | ****** |
韓国 | 36.1 | **** |
中国 | 3.3 |
上記の数字[第19図 主要国の単位労働コスト]、空洞化、及び、賃金の下方硬直性の出典は、「平成14年版労働経済の分析:最近の雇用・失業の動向とその背景」平成14年7月厚生労働省らしい。
情報収集能力 | パソコン活用能力 | プレゼンテーション能力 | 異文化適応能力 | 時間管理能力 | メンタル管理能力 | SKILL:技 |
リーダーシップ能力 | マネジメント能力 | |||||
パーソナルストラテジー策定能力 | ||||||
パーソナルビジョン策定能力 | ||||||
意思力(理念・価値観) | MIND:心 | |||||
潜在的能力(個性) | ||||||
体力・健康維持管理能力 | BODY:体 |
本のタグにICチップ 低価格化が加速(解説)
日本経済新聞.
2002年11月28日(木)13面(企業1)
木曾路八景に数えられる。木曽の桟とは川に架けられた橋ではなく、木曽川の断崖絶壁に沿って作られた木の桟道のことをいう。慶安元年(1648)、火災で焼失した棧を尾張藩が中央部を木橋とした長さ56間(102m)に及ぶ石垣で造りあげ、寛保元年(1741)には木橋の部分も石垣とした。昭和41年の国道19号線の改修工事で棧は史跡として石垣の一部が保存された。国枝史郎「蔦葛木曽桟」の情景か。岩国の錦帯橋
目次◆これからの時代に求められる国語力について
[文化審議会国語分科会審議経過の概要 参考資料
2003.1.29]
1 「これからの時代に求められる国語力について」委員アンケート
2 子供たちに読んでもらいたい本のリストの構想について
齋藤孝委員(明治大学助教授)、小林一仁委員(桜美林大学教授)のリストが掲載されている。
「図書館での出来事・考え事」(株式会社スタジオ・ポット[ポット出版])
[2003-1-27(月)]NHK「クローズアップ現代」が放送した
「ベストセラーをめぐる攻防作家vs図書館」に対する町田市立図書館の見解
湯浅俊彦「デジタル時代の出版メディア・考」(株式会社スタジオ・ポット[ポット出版])
第30回●2003-01-14公開大学生は図書館をどのように見ているか
第31回●2003-01-21公開公共図書館は大学生には無縁?
セミナー後の感想のなかで「官主導のShared Catalogingシステムにより、図書館の情報収集、保存、共同利用、次世代への継承という本来のミッションは、書誌調達の手段という侠歪な目的に様変わりしてしまい、そもそもの目的を充分に果たせないものとなってしまっている」[セミナーに参加して shared catalogingの観点から(伊澤和夏 / 丸善株式会社)]との指摘ががみられる。この指摘と同様の方向から、図書館が自らの使命を矮小化しているが故に、図書館システムも総合目録作成システムに傾倒し、選書・発注・受入・支払・除籍などの個別の図書館業務の機能が矮小化していると考えられる。
NIIの後藤田洋伸先生には、情報科学的な視点から図書館を語っていただきました。是非、講演資料をご覧下さい。「情報」では、図書館については、まったくといっていいほど触れられていません。図書館がどう変わるべきかは、魅力あるサービスの提供と、授業計画との連携であり、これは「情報」以前の問題と指摘しています。図書館は、従来のサービスをきちんと行うことが肝心だということでしょう。
講談社現代新書
成果主義と人事評価
ISBN:4061495747
講談社 (2001-10-20出版)
内田 研二【著】
ちくま新書
官僚組織の病理学
ISBN:4480059105
筑摩書房
(2001-09-20出版)
草野 厚【著】
角川oneテーマ21
組織IQ―小さなチームから大企業まで 本当の実力度
ISBN:4047040401
角川書店
(2001-07-10出版)
鈴木 勘一郎【著】
各社の導入数のシェアは以下のようになる。
20.0% ブレインテック
14.4% 富士通
12.1% リコー
9.6% 日本電気
8.3% 日本電子計算
7.8% 丸善
7.1% 日立製作所
5.8% NTTデータ
3.3% 伊藤忠テクノサイエンス
2.8% 日本IBM
8.8% その他
国公私の導入数ベスト3は、
国立では、日本電気、NTTデータ、富士通
公立では、ブレインテック、リコー、富士通
私立では、ブレインテック、富士通、リコー、僅差で丸善の順。
数年前のある市場調査では、図書館システムの年間売上額は大学・短大で60億円、公共図書館で60億円になるらしい。大学図書館の平成12年度の和雑誌の購入予算が約60億円、外国雑誌は275億円であることから、図書館システムは、大変ニッチな市場で各社が開発を行っている事がわかる。
この記事について、中間報告をフレッシュアイで検索してみたが、報告本体は見つからなかった。「各論」の前に出された「学校法人の経営困難回避策とクライシス・マネジメント」にたいする見解と、関連する話題がみつかった。いかにもインターネットらしい情報発信の内容である。「各論」についての見解はもうしばらくすると出てくるだろう。
『私大連盟経営委員会「学校法人の経営困難回避策とクライシス・マネジメント」』に対する見解
2002年4月28日 日本私立大学教職員連合
http://www1.biz.biglobe.ne.jp/~jfpu-shi/shidai/cricis.htm
社団法人日本私立大学連盟経営委員会「学校法人の経営困難回避策とクライシス・マネジメント(中間報告)」についての東京私大教連の見解(2002年3月20日)
http://www.bekkoame.ne.jp/i/tfpu/20020320kenkai.htm
東京私大教連
http://www.bekkoame.ne.jp/i/tfpu/
10・24団交報告
またも一時金回答なし
他大学と約1000万円の退職金格差にも「改善しない」
大学財政は「公表しない方針」
教員用パソコンは大学負担
定年前早期退職者退職金優遇措置(案)提示
http://www8.ocn.ne.jp/~khunion/dankousokuhou.htm
大阪経済法科大学教職員組合
http://www8.ocn.ne.jp/~khunion/
<横浜市立大学教員組合ニュース 寄稿記事>平成14年12月11日
学問の自由と大学の自治の敵,橋爪大三郎「あり方懇」座長の危険性
http://www8.big.or.jp/~yabukis/2002/sato1210.htm
独立行政法人化問題週報 目次
http://ac-net.org/wr/all.html
[100-2-1] 国立大学協会 定期総会(2002.11/13-14) 総会サイト:配布資料リスト
http://www.kokudaikyo.gr.jp/katsudo/data_soukai/h14_11_14.html
国立大学独立行政法人化の諸問題
http://ac-net.org/dgh/
橋爪大三郎
私が図書館に望むこと
ず・ぼん4
http://www.pot.co.jp/zu-bon/zu-04/zu-04_080.html
大串夏身
大学図書館の開放を考える
開放を阻むものは何か
ず・ぼん4
http://www.pot.co.jp/zu-bon/zu-04/zu-04_028.html
日本産業分類に基づく9大産業(鉱業,建設業,製造業, 電気・ガス・熱供給・水道業,運輸・通信業,卸売・小売業・飲食店,金融・保険業,不動産業, サービス業(家事サービス業,教育及び外国公務を除く。))に属し,5人以上の常用労働者を雇用する事業所のうちから, 抽出された約13,000事業所及びこれらの事業所に平成13年10月1日現在に雇用されているパートタイム等労働者 から抽出した約29,000人。
パート労働者、契約社員など正社員以外の労働者は、 6年前の前回平成7年度調査より約三百二十万人多い約千百十八万人に達し、 労働者の四人に一人が正社員ではなくなっている実態が分かった。
産業、就業形態別の労働者数割合
47.8% 卸売・小売業・飲食店
24.6% サービス業(家事サービス業,教育及び外国公務を除く)
21.4% 不動産業
15.8% 製造業
15.3% 運輸・通信業
9.1% 金融・保険業
5.4% 電気・ガス・熱供給・水道業
5.4% 建設業
3.8% 鉱業
パートを雇用する理由は「人件費が安いから」が最多
平成7年度調査では38.3%、平成13年度調査では65.3%に。
正社員がしていた基幹の仕事をするパートも珍しくない。 にもかかわらず、正社員との処遇差は開一方だ。[ パート旬間 『自立』できる賃金を]
正社員によって雇用調整が行われる時代になり、 正社員は、最低でも「給料相当の仕事」をしなければならないということ。 日本アウトソーシング協会 より、『魅力ある人づくり』の (株)笑顔アメニティ研究所の方向を目指したいものです。
独立行政法人制度は、行政機能を「政策の企画立案機能」と「実施機能」分けて考え、実施機能を独立行政法人化して政府の事務からアウトソーシング するとともに、効率的な実施を図るものである。税金は適正に運用されなければならないが、「適正」とは「効率的運用」なのか、規制緩和による「特色ある教育」なのか、こういった中身の議論はこれから なされていくのだろう。
大学が「評価疲れ」にならないように配慮する必要性も指摘されているように、教員も職員も「移行疲れ」にならないようにしたい。 また、制度だけかえても、直接のサービス対象である学生に対する配慮がきこえてこないので、教育の内実はほとんど変わらないこともありそうである。私学における学生確保とはまったく別の理屈が働いていることは明らかである。
同じ著者の以下も参考になる。
ある図書館相談係の日記―都立中央図書館相談係の記録 鶴見大所蔵
情報→知識→知恵へ
1)図書館は、情報を蓄積・提供する。
2)利用者は、情報を読むことによって、個人の知識とする。
3)知識は、加工され、伝達され、社会の知恵となる。
市民満足学会:公共サービスの充実をめざし、市民に貢献し、調査・研究する学会
インターネットによるアンケート調査が実施されている。
全国図書館利用満足度調査中間報告 平成13年10月5日〜10月28日実施 PDFファイル
現代の図書館 40(1) (2002.3)では、「総合的な学習」と図書館を特集している。
そこで、片岡則夫さんは、学習を、あらかじめ課題が設定される「課題学習」と自分で課題を発見する「志向学習」に区別して、総合的な学習の時間は、図書館の資料の多様性と子どもの出会いをはかりつつ、志向学習の援助をおこなう実践学習としている。
また、最後では、以下のように結んでいる。教室も図書館も間違ってよい場所であってほしい。「総合的な学習の時間」ははじまったばかりであり、教師もまた手探りしながら学んでいる。根気強くあたたかい援助を図書館にお願いしたい。
図書館は、先生と協力して課題発見の援助をおこない、図書館サービスの多様性を発揮しなければならない。
片岡則夫. 学びのための多様性とイニシアチブ. 現代の図書館. 40(1) p.51-55 (2002.3)
片岡則夫. 公共図書館と学校図書館の連携 全29回/『ほんわかだより』(発行:TRC)の連載
片岡則夫. 情報大航海術―テーマのつかみ方・情報の調べ方・情報のまとめ方リブリオ出版 1997.10 239p.
第1章 自学自習の大航海
第2章 テーマを決めて、航海がはじまる
第3章 図書館で情報を集める
第4章 現場に立つ
第5章 レポートを創る
第6章 自律的探究者を育てる
子どもと本をつなぐ:学校図書館の可能性 高橋元夫;片岡則夫 岩波書店 1999/10 岩波ブックレット
クックとタマ次郎の情報大航海術―図書館からはじめる総合学習・調べ学習片岡則夫/さとう智子 リブリオ出版 2001.7 71p.
Google検索:総合的な学習、総合的な学習Link、総合的な学習 新教科「情報」
総合的な学習の時間は、小学校と中学校で2002年度からはじまり、高等学校では「情報」と一緒に2003年度からはじまる。ICT(I=インフォメーション、C=コミュニケーション、T=テクノロジー)の『C』の部分が欠落している。金沢大学教育学部附属教育実践総合センター助教授 黒上晴夫
http://www.gks.co.jp/y_2001/interview/21it/01030712.html
特集「始まる情報教育初等中等教育のなかで」
情報教育―今行われようとしていること
この教科では何を教えるべきか,何が教えられるか−−“教えない”教科「情報」
メディアキッズの実践:インターネットを使った学校間のネットワーキングの試み−−ソフトクリエータプロジェクト−−
司書教諭のいる学校図書館と情報教育の可能性―1つの事例報告
自ら学ぶ力を育む学校図書館をめざして―「公共図書館と学校とを結ぶネットワーク事業」
◆1◆高校「情報」を語る http://hi-joho.k12.gr.jp/ 主催:K12『インターネットと教育』研究協議会 http://www.k12.gr.jp/ 他に4つのML インターネットと教育フェスティバル2000アンケート集計報告 |
◆2◆高校の「情報科」の教員養成に関するメーリングリスト http://qef.h.kobe-u.ac.jp/kjm/ 主催:辰己 丈夫 http://qef.h.kobe-u.ac.jp/index-j.html 情報科教育 http://qef.h.kobe-u.ac.jp/j-kyo-ho02/syllabus.html
情報処理学会が試作・公開している「情報A」「情報B」「情報C」試作教科書をベースに、「新学習指導要領」の科目内容に準拠した教材。16テーマのマルチメディア教材
|
◆この2つのMLから仕入れた色々な情報を以下に羅列していきます。
高等学校一種免許状「情報」課程認定 http://www.ed.gifu-u.ac.jp/~tasaka/jyoho/index.html
高等学校学習指導要領解説 情報編 文部省
開隆堂出版株式会社発行 90円+税
MESSC 1-9942
アドミンティーチャーズ:教育の情報化をすすめよう
http://www.adminteachers.com/
→まつもと先生のページ
「情報」教員資格認定試験、教科「情報」免許講習会など
http://www.adminteachers.com/yoc/index.html
2002.7.9
文部科学省ホームページに「情報化への対応」開設
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/index.htm
教育情報ナショナルセンター<http://www.nicer.go.jp/>コンテンツが豊富(こども、おとな、先生向け)
教育関連ウェブページの検索などインタフェースも充実
情報教育の実践と学校の情報化〜新「情報教育に関する手引」〜 (10年ぶりに改訂)今後は更新・改訂随時
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/020706.htm
平成14年6月 ●情報教育の実践と学校の情報化(本文)(pdf形式) ●表紙,本書の作成に関する協力者,目次,巻末 ●序章 ●第1章 情報化の進展と情報教育(コラム:「情報化の影の部分への対応」) ●第2章 初等中等教育における情報教育の考え方(コラム:「メディアリテラシーの育成」) ●第3章 子どもの学習活動と情報教育の実践 ●第4章 情報化に対応した指導体制(コラム:「コミュニケーションと情報モラルの育成」) ●第5章 情報通信環境の整備 ●第6章 学校と情報化(コラム:「有害情報への対応」) ●第7章 特別な支援を必要とする子どもたちへの情報化と支援 ●第8章 学校の情報化を支える支援体制と地域の情報化に向けて |
教育用画像素材集 http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/
[★コンピュータシステムの例] [★ウィルスの例]
【コンビニエンスストアとPOS】による商品補給の仕組みの画像 [素材-カテゴリ-情報-コンピュータの利用]
人はどうして学ばなくてはならないの? 商学部教授 八巻和彦
http://www.waseda.ac.jp/student/shinsho/66pdf/12_13.pdf
根拠を求める学び。〈なぜ〉に対する〈根拠〉を見い出す。社会における自己の存在意義の確認のための〈学び〉。
リンク集 FSゆめねっと(福岡/佐賀教育センター?)
http://www.fsyoume.ed.jp/の「授業に役立つリンク集」による
全般 http://www.fsyoume.ed.jp/koukou/kouzenpan.html
★学習指導案 http://devi123.hoops.ne.jp/sidouan.htm
情報 http://www.fsyoume.ed.jp/koukou/koujouhou.html [★総合的なリンク集のリスト]
情報科の先生になります http://www.hi-ho.ne.jp/yoshi-sato/joho/index.htm
年間授業計画 http://www.hi-ho.ne.jp/yoshi-sato/joho/curriculum.htm [★年間の授業内容]
新教科「情報」・授業アイデア集 http://www.johoka.net/
インターネットで交流を 生き生き 「情報とコンピュータ」サポートページ
総合的な学習の時間 高校「情報A」 中学校「技術・家庭科」 サブテキスト
http://www.schoolnet.or.jp/junior_txt/index.html
(上記ページが見えないとき用ミラーサイト)
http://ou.bebop.gr.jp/~ghase/junior_text/support/
テキストで使用しているソフト、Webサイト、機材についてのリンク集
http://ou.bebop.gr.jp/~ghase/junior_text/support/soft-www.html
教職免許「情報」の「教科に関する科目」
職業科目・専門教科「情報」(これまでに行われてきた「専門科目情報」)
普通教科「情報」
東京理科大学 情報科教育法 http://syllabus1.sut.ac.jp/Syllabuses/R2/2208900200.html
[教科書] 高等学校学習指導要領解説 情報編 文部省 開隆堂 2000
[参考書]・文部省(1999) 高等学校学習指導要領
・情報化の進展に対応した初等中等教育における情報教育の推進等に関する調査研究協力者会議(1998)
体系的な情報教育の実施に向けて.文部省
國學院大學経済学部経済ネットワーキング学科
http://www2.kokugakuin.ac.jp/economics/informa.html
文部科学省生涯学習政策局 まなびねっと http://www.manabinet.jp/
「ミレニアム・プロジェクト『教育の情報化』」[2000-2005の6年計画]の解説 http://www.manabinet.jp/it_ed.html
Eスクエア(e2)・プロジェクト http://www.edu.ipa.go.jp/E-square/
100校・新100校プロジェクトの後を受けて全国の学校がインターネット利用教育を実践するための支援プロジェクト
「教育の情報化」関連情報 など
100校・新100校プロジェクト成果報告(平成7年度?平成10年度)[小中高まで]
http://www.edu.ipa.go.jp/E-square/books/100kou.html
◆この2つのML以外から仕入れた色々な情報を以下に羅列していきます。
Libraries Unlimited http://www.lu.com/
Download Our Catalogs
http://www.lu.com/graphics/2002TEXT.pdf
http://www.lu.com/catalogs/2001Academic.pdf
Internet Directory Updates:調査に有効なサイト
The Internet Resource Directory
subwaynavigator:
http://www.subwaynavigator.com/
New Virtual Field Trips
ARTY THE ASTRONAUT:
http://www.artyastro.com/artyastro.htm
U.S. Government on the Web
■キッズ向けのリンク
学研キッズキャンパス http://kids.gakken.co.jp/campus/
学研キッズネット http://kids.gakken.co.jp/
教育関係者の方・おうちの方のためのスーパーガイド
エキスプロラトリウム・今月の10クールサイト日本語版
http://kids.gakken.co.jp/kidsnet/cool/world.htm
ARTY THE ASTRONAUTへのリンク
Yahoo! > 教育 > 小中高 > 自由研究 → 学研キッズキャンパス
http://dir.yahoo.co.jp/Education/K_12/Free_Theme_Study/
キッズgoo -
小中学生が対象。ホームページ検索、動物図鑑、ゲーム。
http://kids.goo.ne.jp/
elgreen[教育ポータル]http://www.elgreen.com/
Lycosキッズ http://kids.lycos.co.jp/
小中学生向け検索サービス「KIDSPLAZA」http://netplaza.biglobe.ne.jp/KIDSPLAZA/
Yahoo!きっず http://kids.yahoo.co.jp/
K-12 from
Japan:インターネットと教育 http://okumedia.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/educ/
政策、関連教材、学校リスト、教師、生徒、司書に有用
学校図書館研究団体のページ
http://www1.kcn.ne.jp/~nara-sla/link/link_index.htm
◆インターネット学術情報インデックス 東京大学情報基盤センター図書館電子化部門
http://resource.lib.u-tokyo.ac.jp/iri/url_search.cgi
最終更新日: 2002.6.13 データ総数: 3701件
新着情報一覧 5件 (2002.6.7〜2002.7.7)
高等学校で検索
細胞生命科学教育用画像データベース
http://sci.hirosaki-u.ac.jp/~bio1/celltech/dbhome.html
◆学校図書館の電子化にむけて 東京大学大学院教育学研究科・中村百合子
http://www.avcc.or.jp/library/sa03sch/index.html
◆趣味と娯楽はプロバイダのポータルから
nifty http://www.nifty.com/ 映画、音楽
◆日本惑星協会 http://www.planetary.or.jp/
宇宙サイトリンク集 → 太陽系のマルチメディア教科書
(1)ナイン・プラネッツ:(http://www.cgh.ed.jp/TNPJP/nineplanets/)はアメリカのビル・アーネット氏が書いたものを東金女子高等学校の高橋邦夫氏を中心とした27名のボランテイアーグループが完全邦訳したもので、最新の画像と情報を使った非常に充実した太陽系のマルチメデイア教科書である。内容は太陽系の9惑星ととそれぞれの衛星から彗星などの小天体と多岐にわたるが、学術用語集も充実している。なお翻訳は現在も進行中で暫定版として公開されている。
◆ハッブル宇宙望遠鏡が見た宇宙 http://heritage.stsci.edu/
■AVCC関連
◆6/6 学校図書館の電子化にむけて
: Serial Articles /学校図書館の電子化にむけて
第2回 インターネットは学校図書館に何をもたらすか
http://www.avcc.or.jp/new/2002/0603.html
◆1/29 Digital Library
: Serial
Articles /図書館のインターネット端末提供と有害情報対策
日本におけるフィルタリング・ソフト導入のいま〜麻布学園(麻布中学校・麻布高等学校)図書館を訪ねて〜
http://www.avcc.or.jp/new/2002/0129.html
◆6/13 Digital Library
: Serial
Articles /Essay from U.S.
Essay from the
U.S. 第12回(最終回)★★★
E ジャーナルの現在
http://www.avcc.or.jp/new/2002/0613.html
★ThinkQuest
:インターネットを活用した教材Webページコンテスト
http://www.thinkquest.gr.jp/index.html
受賞作品
http://www.thinkquest.gr.jp/library/index.html
★インターネットを利用する方のためのルール&マナー集
http://www.iajapan.org/rule/
小中学生のネット利用状況
http://research.goo.ne.jp/Result/0110op25/01.html
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/MA/YOSOKU/20010625/1/
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2002/03/60C3M100.HTM
http://www.crn.or.jp/LIBRARY/CYUU/VOL710/index.html
http://www.netratings.co.jp/press_releases/0422_Ranking_J_FINAL.PDF
B 情報とコンピュータ
(1) 生活や産業の中で情報手段の果たしている役割について,次の事項を指導する。 ア 情報手段の特徴や生活とコンピュータとのかかわりについて知ること。 (2) コンピュータの基本的な構成と機能及び操作について,次の事項を指導する。 ア コンピュータの基本的な構成と機能を知り,操作ができること。 (3) コンピュータの利用について,次の事項を指導する。 ア コンピュータの利用形態を知ること。 (4) 情報通信ネットワークについて,次の事項を指導する。 ア 情報の伝達方法の特徴と利用方法を知ること。 (5) コンピュータを利用したマルチメディアの活用について,次の事項を指導する。 ア マルチメディアの特徴と利用方法を知ること。 (6) プログラムと計測・制御について,次の事項を指導する。 ア プログラムの機能を知り,簡単なプログラムの作成ができること。 3 内容の取扱い (2) 内容の「B情報とコンピュータ」については,次のとおり取り扱うものとする。 ア
(1)のアについては,身近な事例を通して情報手段の発展についても簡単に扱うこと。(1)のイについては,インターネット等の例を通して,個人情報や著作権の保護及び発信した情報に対する責任について扱うこと。
|
情報の目標:
情報及び情報技術を活用するための知識と技能の習得を通して,情報に関する科学的な見方や考え方を養うとともに,社会の中で情報及び情報技術が果たしている役割や影響を理解させ,情報化の進展に主体的に対応できる能力と態度を育てる。
情報Aの目標:コンピュータや情報通信ネットワークなどの活用を通して,情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識と技能を習得させるとともに,情報を主体的に活用しようとする態度を育てる。
情報Bの目標:コンピュータにおける情報の表し方や処理の仕組み,情報社会を支える情報技術の役割や影響を理解させ,問題解決においてコンピュータを効果的に活用するための科学的な考え方や方法を習得させる。
情報Cの目標:情報のディジタル化や情報通信ネットワークの特性を理解させ,表現やコミュニケーションにおいてコンピュータなどを効果的に活用する能力を養うとともに,情報化の進展が社会に及ぼす影響を理解させ,情報社会に参加する上での望ましい態度を育てる。
情報Aの内容:
(1)情報を活用するための工夫と情報機器
(2)情報の収集・発信と情報機器の活用
(3)情報の統合的な処理とコンピュータの活用
(4)情報機器の発達と生活の変化
情報Bの内容:
(1)問題解決とコンピュータの活用
(2)コンピュータの仕組みと働き
(3)問題のモデル化とコンピュータを活用した解決
(4)情報社会を支える情報技術
情報Cの内容:
(1)情報のディジタル化
(2)情報通信ネットワークとコミュニケーション
(3)情報の収集・発信と個人の責任
(4)情報化の進展と社会への影響
◆文部科学省 初等中等教育 教科書 教科書目録 教科書目録(平成14年4月) 高等学校用教科書目録(平成15年度使用)
情報の教科書 13社 31点 [情報A:13種類、情報B:9種類、情報C:9種類]
7実教:実教出版
教材、支援ツール等の情報や実例が豊富。情報誌「じっきょう資料」
監修:岡本敏雄
長野県平成13年度研修講座「普通教科『情報』を考える」
★講義「高校普通教科『情報』の目指すもの」に関して 文系:C、理系:B、教養:A、というコンセプト
116日文:日本文教出版 情報科 ★情報誌 IT・Educationフォーラム情報教育、IT・Literacyプラクティス「情報科」
2東書:東京書籍
9開隆堂:開隆堂出版 高等学校情報: 高校「情報科」情報誌 CHANNEL
17教出:教育出版 監修:内藤衛亮[東洋大学社会学部教授]) 情報
35清水:清水書院 情報科:★「情報科」に関する情報誌 No.1-3
61啓林館:新興出版社啓林館 情報:「情報教育メール」、★★『情報』・リンク集
104数研:数研出版
112一橋:一橋出版 高等学校教師のコーナー 情報科サイト[近日オープン]
144暁:暁出版 情報A:
154オーム:オーム社 ★新教科情報だより
183第一:第一学習社 情報: ★新学習指導要領Q&A 教育情報誌エデュカーレWEB版 No.1-3
186東学:東京学習出版
◆神奈川県教科書販売株式会社 045-242-7220 神奈川県横浜市中区日ノ出町2丁目113
教科書発行会社一覧
「医学図書館」49(4) 2002.12
へ投稿した書評の最終原稿です。
社会では、バブル経済の崩壊による経済の構造改革や、IT革命などが進行している。冬の時代といわれて久しい私立大学では、少子化による全入時代に向かいつつあり、すでに定員割れも起こっている。国立大学では、独立行政法人化や、統合・再編への対応がはじまっている。 図書館は、従来の紙媒体に電子資料をサービス対象に加えたハイブリッド図書館へ移行しつつある。情報サービスの場面では、インターネット上の無料の情報資源を検索するサーチエンジン、インターネット書店、商用ドキュメント・デリバリー・サービスなどとの競合も生じている。 設置母体の要請、学生・教職員からの多様な要求に応えるためには、図書館の機能は、単なる資料提供から、学習・教育・研究支援へと対象範囲を広げなければならない。コレクション不足、予算不足、人員不足などの制約のなかで、満たさなければならない期待項目の数は拡大していくばかりである。 われわれは、サービス品質を向上させ顧客満足を高めるための図書館経営を、早急に実現しなければならない。そのような状況で、本書は絶妙のタイミングで出版された。本書では、図書館の評価を高めるためのすべての手順が示されている。 第1章 顧客サービスの理解 最初の3章では、図書館における顧客サービス、サービス品質、顧客満足について解説される。2章で示される図書館顧客調査の雛型を使って、サービス品質の測定をおこなえば、顧客の期待と現実のギャップを埋めることができる。 4章では、5章の準備として、図書館の使命を明文化したミッションステートメント、評価のための尺度などが解説される。ミッションステートメントは、サービスの優先順位の設定や、サービスの達成度の検証に不可欠である。これから図書館のミッションステートメントを明文化しようとする者にとっては、例示されている実際のミッションステートメントは大変に有用である。 5章と6章では、サービスプランの策定と、プランをどのように実行するかが語られる。6章の顧客満足質問表はそのまま使用できる。当館でも年度当初に、十数年ぶりに図書館利用アンケートをおこなったが、8章の自由回答分析は最終まとめに有用なヒントを与えてくれた。 最終章では、これまでのまとめと、図書館の評価を高めるプランを成功させるポイントが解説されている。本書の構成は、至れり尽せりである。 図書館の危機をチャンスに変える一冊として推薦したい。 |
参考資料
1. 6 図書館のマ-ケテイング 平成14年度大学図書館職員長期研修 永田治樹
図書館のマーケティング 要旨 情報の科学と技術 49(2)1999.2 永田治樹
効果的サービスを創出するための図書館経営戦略の考察要旨 作野誠(名古屋市立大学大学院 修士課程)
図書館サービスの測定と評価 / 森耕一編. 日本図書館協会. 1985.
図書館サービスの評価 / ランカスター著 ; 中村倫子, 三輪眞木子共訳. -- 丸善 ,1991. Nii
図書館サービスの利用と評価 : 自治体の223の住民意識調査を中心に / 大串夏身著. -- 青弓社, 1989.
これからの図書館 : 21世紀・知恵創造の基盤組織 / 大串夏身著 -- 青弓社 , 2002 , 196p. Nii
大学を考えるキーワードでのGoogle検索結果
国立大学の独立行政法人化 5,160件
国立大学の統合・再編 210件
私立大学の破綻 7件
私立大学の生き残り 16件
私立大学の経営破綻 2件
大学氷河期 13件
大学改革 22,700件
大学サバイバル 253件
大学の経営危機 17件
私立大学 定員割れ 学力低下 168件
私立大学 定員割れ
大学崩壊 290件
私立大学 少子化 2,980件
大学 冬の時代 2,930件
大学 経営危機 4,170件
塾を含め小学生が一日平均4時間41分勉強しているのに対し、大学生・大学院生は2時間59分と2時間近く短いことが、総務省が30日発表した2001年社会生活基本調査の結果で分かった。「小学生より勉強しない」と言われる、わが国の学生の実態が改めて数字で裏付けられた格好だ。(時事通信9月30日)
総務省 平成13年社会生活基本調査 主要統計表 生活時間
第5表 男女,教育,行動の種類別総平均時間(週全体)−在学者 [約40KB]
読書に関しては、「実際、大学生活協同組合連合会では1997年10月に実施された「第33回学生の消費生活に関する実態調査報告書」(1998年9月発行)以降、読書時間の調査をやめてしまった。・・・これらの統計が示していることは、書籍には関してはすでに平均読書冊数や平均読書時間など出してみても意味をなざず、読む人と読まない人がはっきり2極分解し、若者にとっては読書が明らかに少数者のものになりつつあるという実態」[デジタル時代の出版メディア・考●第15回若者・ケータイ・読書]がある。
読書に関しては、「声を出して本を読んだ後には、記憶力が一から二割アップする。・・・本を読むと『前頭前野』という脳の前部が強く活性化される。ここは注意力やコミュニケーションなどを担う部位で、鍛えれば注意力が増し、情緒豊かになる」[読書していますか(3)
(読売新聞 2002.10.13)]という効用もある。
勉強時間も、読書時間も減っているが、学校や図書館は、何とかその進行を食い止めようと努力している。食い止めるというより、勉強や読書が教育サービスの根幹と密接に結びついていることが再認識さつつあるといえる。今後は、教育サービスに「勉強する」ということを以下に演出するかが求められる。
Google 「学生 読書」 「大学生 読書時間」
朝の読書ホームページ
大学教員による読書案内 ACADEMIC RESOURCE GUIDE (1998)[リンク切れ多し]
さまざまな読書案内 ICU Press 期成会 (1998)
20代に読みたい名作 林真理子 2002.10 若い女性に読んでほしい54作品を紹介
晴耕雨読の出典は、『学生と読書』(河合栄治郎編,1938年)であるらしい。
「晴耕雨読といふも,雨ふれば四囲おのづから静かで読書に適する環境と心境とになり易いからであらう」
http://lib.kochi-ct.ac.jp/h13tosho/atogaki.htm
公共図書館Webサイトのサービス(日本図書館協会による1997-2002経年変化)
2000年4月 | 都道府県立 | 市区立 | 町村立 | 市区町村立 |
自治体数 |
47 |
694 |
2,558 |
3,252 |
設置自治体数 |
47(100%) |
675(97%) |
951(37%) |
1,626(50%) |
2002.10 設置自治体のOPAC公開 |
40(85%) |
512(31%) |
11 | 東京、京都 |
7 | 名古屋、大阪 |
5 | 東北、慶應義塾、早稲田 |
4 | 北海道、東京工業、九州 |
3 | 筑波、立命館 |
2 | 東京農工、東京外国語、横浜国立、豊橋技術科学、奈良先端科学技術大学院、広島 |
1 | 帯広畜産、秋田、群馬、お茶の水女子、長岡技術科学、信州、名古屋工業、岐阜、金沢、神戸、鳥取、愛媛、佐賀、長崎、熊本、宮崎医科、静岡県立、大阪府立、大阪市立、愛媛工業、青山学院、北里、国学院、上智、玉川、中央、東海、日本、法政、愛知、名城、近畿 |
ここで紹介されるエリック・エルドレッドさんの主催する電子図書館:Eldritch Press
http://www.eldritchpress.org/ は、「著作権 ⇔ パブリックドメイン」の実例である。
しかし、アメリカのメディア産業(エンターテインメント業界と出版業界)の主張する著作権期間の延長が認められた。
「米国西海岸時間2002年2月19日 著作権独裁者の勝利」
http://www.asahi.com/english/svn/gillmor/K2002022300721.html
山岸駿介. 大学改革の現場へ 高等教育シリーズ〈111〉 ISBN:4472302616 玉川大学出版部 (2001-12-15出版) 大学・メディア・施策への提言・苦言!「平成の大学改革」は、何をしてきたのか。 「選抜の働かない大学(ノン・セレクティブ、フリー・アドミッション)に流れ込む学生について、'97
中教審答申は応えていない。高校での学習意欲を刺激する大学入試という存在がなくなる。高校生活の緊張がなくなる。さらに、大学入学後の学習意欲も衰退する。」(p.110)
この本は、文部科学省の政策的な面からの分析、メディアによる高等教育の取り上げ方の皮相的な点の指摘、大学人の危機感の欠如など、内部の人間とは異なった客観的な観点から大学改革を捉えている。中央教育審議会、臨時教育審議会、大学審議会の関係など、知らないことも大変多く書かれていて、不勉強を再認識させられる。 これから継続して山岸さんの発信している情報を追いかけてみたい。とりあえず、以下のコラムなどからはじめるつもりである。(インターネットによって、積極的に情報発信している人の発言はとても追いかけやすくなっている)
早稲田大学広報誌『月刊 Campus Now』 山岸さんのコラム CAMPUS NOW 2002/4号 TREND EYE-視点- 図書館と誇り [pdf 20KB] CAMPUS NOW 2002/5号 TREND EYE-視点- 大学改革の足元 [pdf 398KB] 「未完の大学改革」(中公叢書 2002-04)に少し触れている。 この「図書館と誇り」(2002/4)では「勉強に休日はない」として、日曜・祝祭日の開館をはじめた旧帝大の一つである国立大学図書館が紹介されている。図書館長の発案に図書館員は反対したが、大学の事務局長が文部省の図書館担当課長を経験していて、大学における図書館の重要性を知っていたので実現したらしい。 (この図書館長[U先生]の名前を図書館員ならば知っていてもらいたいものであるが・・・) 一生懸命勉強してる学生が、閲覧席がうるさすぎるとカウンターに怒鳴り込んでくる。こういった声に支えられて仕事をしているが、図書館を学習・研究という厳粛な雰囲気に変えることができないでいる。図書館のいろいろな使い方があってもいいのかと思う反面、伝統的な図書館のイメージこそ少子化時代・IT時代の今後の方向であるという気もする。 また、資料収集と開館時間の延長、そしてカウンターでの良質な対面サービスを実現できれば、後は利用者まかせでよいのではないかとも考える。そのためには図書館員はどう動けばよいのか。現在の人員・予算・施設でそれが可能なのか。不足しているならばどのように補っていくのか。強力な指導力をもったリーダーが必要なのか。 もうU先生は図書館に期待していないのか・・・。 『大学研究』第22号 (2001年3月発行) 第1回短期集中公開研究会報告 「大学経営人材の養成をめざして」 大学経営人材の養成をめざして 山本眞一(筑波大学) 大学経営人材の養成をめざして 諸星 裕(桜美林大学) 大学経営人材の養成をめざして 喜多村和之(私学高等教育研究所) 大学経営人材の養成をめざして 村上義紀(早稲田大学) 大学経営人材の養成をめざして 孫福 弘(慶応義塾大学) 第2回短期集中公開研究会報告 「大学職員の役割とその在り方」 大学職員の役割とその在り方 山本眞一(筑波大学) 国立大学の現状と将来への期待 久賀重雄(一橋大学) 私立大学職員の役割と可能性 山岸駿介(多摩大学) 私学財政と予算制度 坂本 一(名城大学) 今後の国立大学の職員像 村田義則(文部省) 大学職員の役割とその在り方 村上義紀(早稲田大学) 論文 高等教育と大学運営-大学経営人材養成の観点から- 山本眞一(筑波大学) 大学経営研究の基礎概念 両角亜希子(東京大学大学院) 『大学研究』第20号(2000年3月発行) |
藤田節子さんの「デジタル時代の著作権−−最近の図書館を巡るわが国の動向と問題点」(2002.6.15
鶴見大学図書館)をきいた。「参考」にあげた話題もすべて網羅された非常に整理された講演だった。普段は、著作権のグレーな部分や、審議中の部分を考えることなく日常業務に流されているので、改めて著作権について考えるよい機会になった。
さて、その場での「ホームページ上の情報は図書館所蔵資料でないので31条コピーはできない」と「ホームページは公開の時点からコピーフリーを前提としているのではないか」という質疑から、コピーレフトについて改めて考えた。
「コピーレフトの表示されたホームページは、変更を加えない再頒布は自由」という運動の推進は考えられないだろうか。コピーレフトはコンピュータソフトが改良されることによって機能を高めていくという流れで変更も自由になっているが、論文などは、改変を加えられるとオリジナルとの区別がつかなくなるので、変更は不可としたほうがよいだろう。
参考: 【多摩市の話題】 【著作権処理に関する情報ページ】 【Tasini vs The New York Times】 2001年06月26日 夕刊 2社会 018 00339文字 Tasini v The New York Times 【著作権の具体例の資料2点】 ISBN:4820400118 【著作権関連サイト】 日本の著作権処理3機関:著作物の複写 (コピー) に関する権利の集中処理を行う3つの機関 社団法人日本複写権センター:JRRC 「R」マーク 学術著作権協会:JAACC 略称「学著協」 (株)日本著作出版権管理システム:JCLS 「JCLS」マーク |
●生命科学: バイオサイエンス、生物学、医用工学、生体工学、農学、薬学等
○医学系: 医学、歯学、看護学、保健学等
●化学、材料科学: 化学、材料科学、金属工学、繊維工学、プロセス工学等
○数学、物理学、地球科学: 数学、物理学、地球科学、応用物理学等
●情報、電気、電子: 情報科学、電気通信工学等
○機械、土木、建築、その他工学: 機械工学、システム工学、土木工学、建築工学等
●人文科学: 文学、史学、哲学、心理学、教育学、演劇、言語学、芸術等
○社会科学: 法学、政治学、経済学、経営学、社会学、総合政策等
●学際、複合、新領域: 環境科学、生活科学、エネルギー科学、地域研究、国際関係等
○学際、複合、新領域
※
●印は初年度(平成14年度)、○印は次年度の募集・選定を示す。
国立大学は独立行政法人化に向けて、校舎の増改築が進行している。また、
「学術情報の流通基盤の充実について(審議のまとめ)2002/03/12答申」でも
電子ジャーナル等の体系的な収集のため、電子ジャーナル導入経費の拡充が
求められ、平成14年度から予算が措置されている。
私立大学は、手厚い保護をうけて競争的環境に踏み出す国立大学の状況を把握
して、さらに、20020604-3で述べた私立大学の「欠員率」をしっかりと受け止
めて、今後の進むべき道を誤りなく決定する必要がある。
Top30より「学生支援」こそが、これからの多くの私学が進むべき方向である。
平成12年度私立大学・私立短期大学の入学志願動向(II). 月報私学. No.33,
p.10-11 (2000.9)
平成13年度私立大学・私立短期大学の入学志願動向(II). 月報私学. No.45,
p.10-11 (2001.9)
平成14年度私立大学・私立短期大学の入学志願動向(II). 月報私学. No.59,
p.6-7 (2002.11)
中央教育審議会大学分科会 平成14年9月12日 参考資料1 基礎データ 大学・短期大学の規模等の推移(グラフ)
18歳人口は、H.12:151万人、H.13:151万人、H.14:150万人、H.15:146万人と3年間は横ばいで、H.15から減少に転じる。
定員が半分に満たない大学もカットされるべき補助金が特別措置により交
付されている点が非難されている。国立大学が独法化で揺れたとしても、
それは経営危機の私学とは異なる次元の話である。
私学の進むべき方向は学生の父母までをも取り込んだ総合的なサービスの
提供であろう。IT化というより、ヒューマンなコミュニケーションが重要
になってくる。図書館員にとってさらに難しい時代がやってくる。
柏書房から先日配本されたアンドレ・シフレンの『理想なき出版』という本です
この本はユダヤ系亡命ロシア人の出版者の息子が おもいがけずもかつて父のか
かわった出版社で仕事をすることになってから現在に至るまでの経緯をおもに書
いたものですが いってみれば現代アメリカの書籍出版の一断面をしっかりえが
いています
六〇年代から七〇年代へかけての華やかなとき メディアコングロマリット傘下
での困難なとき 親会社のランダムハウスの変容 米国の書籍出版の動向をある
視点(民主主義を基盤とした左翼的なもの 日本とは別種の)から見透し そし
て独自にノンプロフィットの出版社を立ち上げる過程と現在を報告しています
原稿整理や索引 訳注の作成をしながら 日本とまったく異なる事情の出版の世
界を見たおもいがします(逆に共通している部分もあったりもします) 流通の
違い 書籍と雑誌はまったく別であること(たとえば索引には雑誌編集者は一人
も収録されていません) 財団からの基金による運営 日本の大手出版社と米国
のそれとの違い などなどそして本にこだわる著者の行き方には ジェイソン・
エプスタインのたどった道とは異なりますが アメリカの出版者というか編集者
の誇りのようなものを感じました
登場する著者 書名をみるだけでも興味深いとおもいます 出てくる著者をほん
の少し紹介します
マルグリット・デュラス グンナー・ミュルダール ヤン・ミュルダール ペー
ル・ヴァールー マイ・シューヴァル スタッズ・ターケル ジョン・ダワー
ノーム・チョムスキー [以上、U氏の紹介文]
出版、わが天職モダニズムからオンデマンド時代へ
J.エプスタイン著 堀江 洪訳 新曜社 2001.12
公共図書館でのDBの利用状況がわかります。県立図書館でさえオ
ンラインDBを利用しているのは47館中の17館、利用者に提供
しているDBは朝日新聞DNAの4館などです。
固定料金のDNAや日外の雑誌記事索引などはすべての市町村図書
館で提供してもらいたいものですが、お寒い状況です。
全国公共図書館協議会
2001年度 公立図書館における電子図書館のサービスと課題に関する実態調査報告書
2002年3月発行
[PDFファイルのp.43-46]
V 電子資料の利用について
(1)
商用オンライン検索システム
(2) 主要オンライン検索システムの利用状況
単語ベースでは、以前使っていたBabylonが有料化されたので、現在は英和辞書の「英辞郎」(100万語収録)を「PDIC」で使っています。「英辞郎」の辞書ファイルのダウンロードにはNIFTYの英会話フォーラムへのアクセスが必要です。NIFTYのID/PWがない場合は、本(1800円)を買うとよいでしょう。Web版はアルク社による「英辞郎 on the Web」で提供されています。
古由紀子. 大学サバイバル―再生への選択ISBN:4087201228 集英社新書 (2001-12-19出版)
第1章 学生が集まらない!
第2章 「学力低下」を考える
第3章 変わる学生気質
第4章 揺らぐ「基盤」
第5章 国立大学は変われるか
第6章 合従連衡の時代
第7章 岐路に立つ短大・女子大
第8章 多様化する学びの形
第9章 早慶戦・番外編
第10章 サバイバルに向けて
著者は読売新聞社会部記者。
「少子化に伴い二〇〇九年には、大学・短大「全入時代」がやって
くる。今や定員割れは当たり前。大学の倒産も現実味をおびつつ
ある。さらに企業など社会が大学に向ける目も厳しくなっており、
若者のモラトリアムとしての大学は消滅し、中身の充実が求められ
ている。大学間競争の激化、統合再編など「生き残り」をかけた動
きも急だ。国立大学の「法人化」も間近に迫る。いままでの常識で
は考えられなかった状況に、大学はさらされている。大学はどこへ
行こうとしているのか。変貌する大学の姿を、現場の新聞記者が多
面的に解説する。」
山崎正和(劇作家・東亜大学長[山口県下関市]).
私立大学混沌の現場から:名もない大学に赴任して私の教育観は変わった. 文藝春秋 2002.6
http://www.variety.ne.jp/
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ス・サービスで、米国ニューヨークに本拠地を置く、VARIETY USA,
Inc. により企画・運営されています。『VARIETY』は、世界の活き
た情報メディアである数々の優れた洋雑誌を、質の高いサービスと
ともに提供していくことで、これまでの問題点を一掃し、日本の洋
雑誌流通事情を変えていきます。
『VARIETY』の紹介記事です。
Akira
Nakamura, Variety USA
The goal: Sell US mags to
Japanese readers -- at US prices.
DATE: March 2001
issue
http://www.japaninc.net/mag/comp/2001/03/mar01_alley3.html
高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部) の 「e-Japan重点計画」に掲げられた施策の推進状況の調査報告(2002年春) によれば、文部科学省関連では以下の項目があがっている。公共図書館と学校ではIT環境が整って、インターネット利用が活発になり、大学では2006年以降の入学者は一定程度のITスキルを身につけていることになる。
2001年度中
・IT基礎技能講習の実施にあわせ、全国の公民館、図書館等にパソコン等の整備
・大学の組織編制の柔軟化のための制度の改正
2002年度から
・小学校で、「総合的な学習の時間」や各教科でのIT活用
・中学校で、「総合的な学習の時間」や各教科でのIT活用、技術家庭科「情報とコンピュータ」を必修化
2003年まで
・学部の学科の設置認可について検討、結論
2003年度の入学者から
・高等学校で、「総合的な学習の時間」や各教科でのIT活用、普通教科「情報」新設
2005年度まで
・各教科用コンテンツ、博物館、図書館等の学習資源をデジタル・アーカイブ化したコンテンツ等を作成し、
インターネット提供
気になるのは、「情報」や「総合学習」で図書館がどのように取り上げられるのかである。「情報」の教科書では図書館という文字さえ出てこない可能性が高い。「総合学習」では個々の先生の取り組みにかかっている。2006年からの新入生はインターネットで調べても、本では調べないという調査方法を身につけているに違いない。それだけに、紙の本の有効性を図書館がどれだけ伝えることができるのかが、IT時代の図書館の大きな役割になってくる。
『だれが「本」を殺すのか 延長戦』では、本と図書館について以下のような指摘がある。
本は遅効性のメディアである (p.24)
いい本は解答がなくて問いがある (p.34)
図書館の利用者が図書館の正しい使い方をみんな知らないので、これからは図書館教育が重要である (p.110)
本は人と人との関係を学ぶ基本的な練習道具である (p.57)
本は「考えるヒント」を提供し知恵を授けてくれる (p.306)
簡単に解答を出してくれるインターネットは便利な道具ではあるが、本の楽しさとセットにしないまま使い方を誤ると大学の教育サービスの質を低下させるおそれが大きい。このあたりを図書館員は認識しなければならない。
河合塾教育情報部の私大志願状況調査:集計校の志願者数は6.5%増
2年連続で志願者数が増加した要因を以下のように分析している。
・昨年同様18歳人口に変化がない
・現役志願率の上昇や女子の四年制大学志向の更なる強まり
・浪人の受験者数が増加
・大学入試センター試験の難化による国公立大から私大への流れ
内外教育(2002.4.2, p.12)には志願者数Best20が掲載 参考「内外教育」目次集
学校が変わる時(京都新聞)
二〇〇九年には「大学全入時代」: 学校法人間で短大を移転する「設置者変更」 など
<2009年問題> 日本の18歳人口は、1992年の205万人をピークに年々減り続けている。99年から2002年にかけては、150万人台で推移する「階段の踊り場現象」が起きているが、03年以降、少子化が一気に加速する。09年には121万人となり、統計上、大学短大の総入学定員と受験生数がほぼ同数の「大学全入時代」がやってくると予想されている。
Inter-edu[教育ポータル]
新指導要領を考える 大学全入時代は本当にくるのか?
と、そこで、紀伊國屋書店のホームページをみたら、リニューアル(4月1日から)していました。以前のデザインより見やすくなっています。個々のページの構成も、渋い色使いと構成ですっきりしています。こうしたリニューアルの後も、以前のホームページのトップページだけでもアーカイブとして残しておくと面白いのですが・・・。ホームページのデザインの歴史を調査しようとしても不可能な状態になっています。
1.学術情報の流通基盤に関する現状
2.学術情報の流通基盤に関する基本的方策
3.学術情報の円滑な流通を図るための当面の具体的方策
参考資料
1.学術分野における出版の現状と電子化の推移
2.学術雑誌収集の現状
3.大学からの学術情報発信
4.学協会からの学術情報発信
5.電子的な学術情報の流通の全体像(イメージ)
6.体系的な電子ジャーナル導入のための関係機関の連携(イメージ)
7.大学からの情報発信(イメージ)
8.学術コンテンツポータルシステム(イメージ)
電子ジャーナルの収集と電子ジャーナルによる情報発信の充実について提言している。電子ジャーナルを収集するための財政基盤の整備、メタデータによる所在情報の整備、情報発信の強化策としてのJ-STAGE、国立情報学研究所(NII)による電子ジャーナルの流通支援、NDLのアーカイブ機能、などの推進が具体的な方策としてあげられている。
この審議のまとめで電子ジャーナルの現状と整備方針がはっきりして、電子ジャーナルも実用段階に入ったといえる。後は、個々の図書館が、どのように収集を行い、どのように提供していくのかを決めていかなければならない。
電子ジャーナルの動向把握のためには、尾城さんの電子ジャーナルに関する日本語文
献リストと、土屋先生の講演録がよい。
「東京国際ブックフェア」は、書店向け商談会、著作権取引、図書館・学校関係者への販売促進、専門家・一般読者への直接販売など、世界25カ国より550社の出版社が一堂に出展するアジア最大規模の本の見本市です。前回の東京国際ブックフェア2001には、過去最高の42,369名が来場したそうです。子供連れも多く、職種・年齢層は商店街の人混みと同じです。
今年は図書館関連では以下の講演会が開催されたようです。午後からの講演会には参加したかったのですが、大学人としては別件の「大学ランキング」をきくことにしました。
4月20日(土) 10:30−12:00 出版の今、図書館の今、を語る
フリーライター 永江朗
(株)文化通信社 編集部 星野 渉
浦安市立中央図書館 本多 光明
激変する出版業界の状況とその本質は何か。その中で図書館との関係をどう発展させていくか。個性的で魅力ある出版、図書館の未来を語る。出版の今、図書館の今、を語る。
4月20日(土) 13:00−15:30
図書館における著作物などの利用をめぐる最近の動向
千葉大学附属図書館長、
文化審議会著作権分科会図書館ワーキング・グループ委員 土屋俊
デジタル時代の著作権:図書館における電子出版物の利用と提供
国立国会図書館逐次刊行物部複写課 南 亮一
デジタル時代の図書館における資料提供は、著作権との関係でどうあるべきか。文化審議会著作権分科会における最近の審議動向と、電子出版物の適切な利用と提供のために、著作者の権利やその権利を制限する規定とがどう関わるかを講義する。
著作権では、国公私立大学図書館協力委員会から以下の原案が作られて公開されている。
大学図書館における著作権問題Q&A
(国公私立大学図書館協力委員会著作権問題拡大ワーキンググループ)
「FMICS:高等教育問題研究会」では、「大学ランキング」編集者の話を聞いた。「ランキング」は、受験生のために偏差値だけでない大学選択を支援し、全国の大学にとっては自分たちが一番になる指標を提供している。自分たちで一番になるものを考え出すことが肝心というのが結論の一つでした。
大学ランキングはこれまでに3つ発行されているが、河合塾のものは中断している。
大学ランキング
/ 朝日新聞社,
1995年度版-2003年度版(2002.5)【継続中】
大学図鑑! : 有名大学のすべてがわかる!
/
ダイヤモンド社, 2000年度版-2003年度版【継続中】
日本の大学
/ 河合塾, 東洋経済[新報社]共同編集
1993年度版-2001年度版【中断】
わかる!学問の最先端 : 大学ランキング
/ 河合塾編・著 ;
理科系編. -- 宝島社, 2001. -- (別冊宝島 ; 577)
学問の鉄人 : 大学教授ランキング
/ 河合塾編著 ; 文科系編. -- 宝島社, 1997. -- (別冊宝島 ; 322)
生き残る大学 : 大学ランキング18分野TOP30.
--
宝島社, 2002. -- (別冊宝島Real ; 030)
アメリカ大学ランキング―米国50州1500大学 ISBN:4896848152
大学ランキングについては、編集者自らの解説が以下にある。図書館はかなり注目されているので、もっと自らの潜在能力を発揮しなければならないだろう。
進学の広場(朝日新聞社)
シミケン(清水建宇
タテオ)の「大学幕の内」(November 08, 2001 で終了) バックナンバー
January 06, 2000 「大学ランキング」とはなにか?
「入試の偏差値」という唯一のモノサシで測られてきた大学を、200以上のモノサシで多角的に測り直すという試みである。キラっと光る個性的な大学は、どれかの指標でランクインするわけだから、大学にとってプラスの側面もあるはずだ。
May 18, 2000 大学図書館は知力の源泉 前編
古代から、図書館は学問研究の母胎であり、ゆりかごだったわけだ。・・・図書館こそは大学の根源、建物にたとえるなら大黒柱といってもいいだろう。
May 25, 2000 大学図書館は知力の源泉 後編
蔵書数・年間受け入れ冊数・受け入れ雑
誌種数・年間図書館経費・学生への貸し出し数を学生数で割って総合化した「学生一人あたり図書館指標」のランキングである。・・・私立大学でランクインした国際基督教大学、天理大学、鶴見大学はここ数年、ベスト10の常連校だ。図書館に力を入れようという大学の姿勢がはっきり表れている。
June 01, 2000 大学図書館は知力の源泉 付録
「学生1人当たり図書館費用」ランキングを紹介したい。このランキングは、大学がどれほど図書館を重視しているか、もっと言えば、その存在意義である「知」をどれほど愛しているかを計るバロメーターになると考えるからである(末尾の数字は学生1人当たり図書館費用=単位は円)。
June 22, 2000 「大学図書館」篇に論議沸騰
図書館でがんばっている大学、外国人教員や留学生に門戸を開いている大学、障害者に優しい大学……それぞれに違うモノサシを当てて、偏差値の陰に隠れている大学の個性に光を当てようという試みなのです。 ・・・ 図書館による大学評価は学部学生、または大学の学部学生に対する姿勢の評価であって、研究レベルの評価には向きません。私も、学部学生の勉学意欲・大学の支援度のモノサシとして記述しています。
5月のFMICSは、米国からの教育サービスの輸出についてである。教育をサービスとしてとらえ、WTOによる規制緩和にどのように対応するかが討論されるはずである。しかし、5/18は大学の職員旅行を優先するので、大変に、大変に残念なのだけれども、FMICSには不参加です。発表者は以下の記事を書いた記者なのですが・・・。
特報 知られざる“日米教育摩擦”を追う
「大学」輸出もくろむアメリカに、うろたえる文科省
YOMIURI WEEKLY 2002年3月17日号
全国の有力私立大学121校が加盟する日本私立大学連盟では、私立大学の「破綻処理策」を固めた。内容は、定員割れなどで赤字が続き、経営内容の悪い私立大学には、他大学との「合併」などを勧告する。経営が改善する見込みがない場合には、廃校をも促す。少子化の影響で私大の半数近くが赤字に陥っており、同連盟は危機管理体制の強化を急ぐとしている。『大学に破綻処理策』朝日新聞 2001.6.10(日)
大阪国際大学(大阪府枚方市)と大阪国際女子大学(同・守口市)の統合が、2002年4月に予定されている。両校は学校法人・大阪国際学園が経営する同一法人であるが、女子大の人間科学部を国際大学に新設する形で一つになる。また、2000年4月に短大から4年制に転換したばかりの新設大学である広島安芸女子大学(広島県・坂町)は、福島県の専門学校経営者を新理事長に迎え入れ、この経営者の資金支援で再建を目指すと発表した。定員195人に対し、入学者は初年度32人、今春も38人で赤字経営に陥っていた。『大学再編始動・私立大学−破綻回避へ経営者交代へ−』日本経済新聞 2001.9.23
◆リクルート社の発行する大学・短期大学・専修学校のための「カレッジマネジメント」No.111(2001年11・12月号)で「大学の再生と破綻」を特集した。
◆法的検討会:経営危機回避への備え 藤田幸男、佐藤英善、霧島甲一、松本香
カレッジマネジメント. 19(6) (通号 111) p.4-18
(2001.11/12)
ゴーイングコンサーン(継続企業)の前提が危うい
定員割れが急速に増加 借金返済と手元資金のバランスをとる 外からわかりにくい経営実態 申請時チェックと規制緩和の兼ね合い 私大連盟も危機回避について検討を始めた 公認会計士協会でも会計上の問題を検討 分利・分割に対する基本的スタンス 合併はどんなケースがうまくいくのか 付随して生じるさまざまな留意点 最大の問題点は在学生の処遇 予防策はディスクロージャーと経営評価 |
資料1 私学経営の現状 <1> 定員割れの現状 <2> 主要な財務分析比率の推移と分布(大学法人) <3> 主要な財務分析比率の推移と分布(短大法人) 資料2 学校全体の収容定員充足率と帰属収入差額比率の分布 資料3 学校法人の経営困難の基本的なシナリオ 未定 計画なし
|
国立大学の統合状況 (出典:毎日新聞2002年9月16日東京朝刊)
【02年10月統合】 |
◆事例:650学校法人の『経営実態調査から 秘策などない。増収が見込めない中での地道な努力.
カレッジマネジメント. 19(6) (通号 111)
p.26-30 (2001.11/12)
外部委託業務 98.6%(大学426法人)
警備業務 清掃業務 学生食堂関係 建物管理業務(電気設備・空気調和設備管理等) コンピュータシステムの運用、プログラムの開発・管理等 運転手業務(公用車・スクールバス等) 給与・賞与計算業務 受付業務 電話交換業務 その他 入学試験関係業務 図書館業務(司書等) 学生募集関係業務 総務庶務関係業務 経理業務 |
% 92.5 92.0 87.3 67.6 50.2 37.3 21.8 17.1 17.1 16.7 11.3 10.6 8.7 4.7 3.1 |
********* ********* ******** ****** ***** *** ** * * * * *
|
大学職員になりたい人の、そして大学職員のためのページ<http://www5a.biglobe.ne.jp/~mochikin/>→「教育時事」へ
東京大学全学職員連絡会議(東大職連)ホームページ<http://www.jca.ax.apc.org/toudai-shokuren/index.html>
→「最近のできごとと話題」:「国立大学の統合・再編へ向けた取り組み状況(文部科学省調べ、9月21日現在)」「私立大、破綻回避へ経営者交代」等の記事がある。
日経 大学・専門学校ガイド<http://campus.nikkei.co.jp/>
→「ウィークリーニュース」<http://campus.nikkei.co.jp/news/news.html>
私学高等教育研究所<http://www3.ocn.ne.jp/~riihe/>
アルカディア学報(教育学術新聞掲載コラム)、公開研究会の内容を本にした高等教育研究所シリーズの案内もある。No.5の「学生募集と私学経営」(2001.6)のデータが先の「カレッジマネジメント」で使われている。11月5日には第8回公開講演会「大学評価の国際的展望と日本の私学評価のあり方」がアルカディア市ヶ谷で開かれていたが、その隣では当館の新図書館システムである伊藤忠テクノロジー
NeoCILIUS のユーザー会が開催されており、それに参加していた。
全私学新聞 <http://www.zenshigaku-np.co.jp/>
学校法人経営の充実・強化等に関する調査報告書 2001/10/30 <http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/13/10/011031.htm>
キーワード:私立大学連盟 大学 破綻処理 大学の破綻
講義内容 4.2 テキスト分量 3.5 テキスト内容 3.7 演習 3.6 討議内容 3.7 討議時間 3.5 質疑時間 3.6 −−−−−−−−−− 平均 3.7 |
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菅谷明子. アメリカ公共図書館最前線. Vol.3
幼児から高齢者まで地域密着のサービス〜ブルックリン公共図書館.
図書館の学校.
No.18, p.24-31 (2001.6)
ここでは、「日本にこそ必要なブルックリン的サービス」として、最後にまとめが述べられている。
「就職・進学情報、地域住民の出会いの場の演出、社会のサポート、行き詰まる学校教育を活性化させるための情報や自発的な学習の場の提供、そして情報テクノロジーのアクセスの保証とコンピュータ教育。ここに取り上げたものはブルックリンの主だったサービスをランダムに取り上げただけだが、実はこうしたサービスこそ今の日本に最も必要とされているのではないだろうか。図書館は地域社会の拠点として、もっともっといろいろなことができるはずだ。ブルックリン公共図書館の多様なサービスは、図書館の限りない可能性を物語っているのではないだろうか。」
自分の周りだけでなく広い範囲の顧客の要望にアンテナを張り、考え方や立場の異なる人の意見をよくきき、理想を議論することよりも実現可能なことから片づけて、周りに図書館をPRしていくことが、大学や自治体における緊縮予算の状況では必要である。
ネット書店であるbk1のコラム『三田徹・本屋の息子の独り言』は、単なる図書館批判ではない。社会にはいろいろな考え方を持った人たちがいるので、サービスを提供する側には、バランス感覚とターゲットを絞った戦術が必要であるし、提供する側も、普通の顧客の立場から普通に考え、普通に議論することが必要である。
第25回 「出版不況は図書館のせい?(1)」(2001年6月18日UP) 「住民としてみたら、冗談じゃない、他に削るべきものがあるだろう、と文句も言いたくなる、はずなのだが、図書費削減の告知がされて数か月経つものの、一揆が起こったなどとは聞かない。
第25回 「出版不況は図書館のせい?(2)」(2001年6月19日UP) 「何だか不況に喘ぐ出版界から総スカンを喰らっているかのような図書館だが、一利用者の立場からは、ただでさえ少ない小遣いをこれ以上減らせるか、税金払ってるんだから、誰が読むのか分からないような本を置くより、話題の本をそろえてくれ、となるだろう。」 |
糸賀雅児. わが国の図書館政策の最新動向(21世紀第1回図書館セミナー講演より).
図書館の学校. No.18, p.7-22 (2001.6)
目次
1 図書館政策の新たな課題
2 平成十年度図書館専門委員会報告
3 著作物等の教育利用に関する協力者会議報告
4 平成十二年度生涯学習審議会答申
5 「望ましい基準」と「地域電子図書館」
6 図書館政策のキーワード
7 「望ましい基準」の特徴
8 図書館政策としての著作権問題
9 複製をめぐる最近の論争
10
これからの図書館政策のあり方
生涯学習審議会社会教育分科審議会計画部会図書館専門委員会
図書館の情報化の必要性とその推進方策について −地域の情報化推進拠点として−(報告) [local]
平成10年10月27日
<http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/12/shougai/toushin/981001.htm>
コンピュータ,インターネット等を活用した著作物等の教育利用に関する調査研究協力者会議 文部省学術情報課
コンピュータ,インターネット等を活用した著作物等の教育利用について(報告) [local]
平成12年9月
<http://www.manabinet.jp/report.pdf>
マルチメディア小委員会著作物等の教育目的の利用に関するワーキング・グループ(議事要旨) [local]
<http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/12/chosaku/gijiroku/013/001101.htm>
マルチメディア小委員会図書館等における著作物等の利用に関するワーキング・グループ(議事要旨) [local]
<http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/12/chosaku/gijiroku/014/001001.htm>
生涯学習審議会
「新しい情報通信技術を活用した生涯学習の推進方策について〜情報化で広がる生涯学習の展望〜」答申 [local]
平成12年11月28日
<http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/12/shougai/toushin/001213.htm>
「新しい情報通信技術を活用した生涯学習の推進方策について」(中間まとめ) [local]
平成12年6月1日
<http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/12/shougai/toushin/000601.htm>
生涯学習審議会社会教育分科審議会施設部会図書館専門委員会
公共図書館の設置及び運営に関する基準について(報告) [local]
平成4年5月21日
<http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/kijun.htm>
公立図書館設置及び運営上の望ましい基準について(報告) [local]
平成12年12月
<http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/kijunhokoku.html>
公立図書館設置及び運営上の望ましい基準(文部科学省告示第132号)
平成13年7月18日
図書館雑誌. 95(8)
p.596-599 (2001.8)
<http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/kijun.html>
地域電子図書館構想検討協力者会議
2005年の図書館像
〜地域電子図書館の実現に向けて〜 表紙画像[local] 本文(+挿絵)[local]
平成12年12月
<http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/12/12/001260.htm>
日本図書館協会町村図書館活動推進委員会 [local]
21世紀の町村図書館振興をめざす政策提言
Lプラン21 「図書館による町村ルネサンス」 [local]
2000年10月26日
<http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/choson/>
図書館による町村ルネサンス
21世紀の町村図書館振興に向けた政策提言(Lプラン21)中間まとめ [local]
1999年10月28日
<http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/choson/chukan.html>
図書館による町村ルネサンスLプラン21:21世紀の町村図書館振興をめざす政策提言 /
日本図書館協会町村図書館活動推進委員会著. 日本図書館協会 , 2001.7 62p
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-ISBN=4820401173
2001年の年賀状から仕事関連の言葉を拾ってみた。「図書館再構築の芽が出そうな世紀」「クリエイティブな仕事をめざして」「図書館と図書館員が曲がり角に来ている」などがある。より効率的な変化に対応するには職員のスキルアップが必要である。2000年11月下旬に完成した学内LANの利用の拡大により、今後、図書館サービスとしてインターネット関連への対応が増えてくるはずである。利用者や業者とのメールでのやりとり、電子雑誌、利用者インターネット端末のメンテナンスなどである。日本語表現能力と情報リテラシーの研修が必要である。
3.講演と原稿の依頼
引き受けた講演と原稿を仕上げるために、これまで蓄えたネタが枯渇してしまった。2001年はあまり原稿を引き受けないようにして、充電の年にしたい。また、自館の仕事に最大限の力をさきたい。
4.新居の完成
2000年12月29日に新居に引っ越した。夏以降から引越までは、不動産業者、建築業者、銀行との打ち合わせに土曜と日曜が全部つぶれてしまった。昼間は業者との打ち合わせ、夜は諸々の事項の検討に費やされた。これがホームページの更新のできなかった最大の原因だった。
5.携帯を購入
家に関わる連絡のために携帯電話を購入した。あんなものと馬鹿にしていたが、使ってみるとこれほど便利なものはなかった。携帯端末の将来性、いつでもどこでも連絡の取れる利便性と安心感。何事も体験してみないとわからないものである。
6.西田書店のネット古書店の公開
「インターネットは貧者の情報資源」であることは認識していたが、これにはびっくりした。一書店でもこれだけのことができるのである。「もっと頑張りなさい」というインターネットからのメッセージである。
7.FMICSとの「目から鱗の落ちる」出会い
2000年の一番の収穫は、元気とアイディアを与えてくれる会であるFMICSと出会えたことである。これにより、図書館を大学教育から広くとらえる視点が身につきはじめた。長いつきあいになりそうな「うれしい予感」がしている。